部活を引退する先輩に贈るメッセージの書き方を、例文と併せてご紹介します。
夏の大会やコンクールを終えて引退する時、あるいは卒業する時など、お世話になった先輩には感謝のメッセージを届けるようにしましょう。
今はLINEなどで簡単にメッセージを送るだけの人も増えてきています。だからこそ、手書きの文章で届けたほうが「気持ちが込められているな」と思ってもらえるのでオススメです!
とはいえ、普段お手紙などを書く機会も多くないと思いますので、いざ書くとなると「何を書けば良いか分からない…」となってしまうでしょう。
特に、あまり関わりのない先輩へのメッセージの場合は、良い内容が思いつかないかもしれません。
そこで本記事では、お世話になった部活の先輩に、個別のメッセージカードや色紙の寄せ書きなどで、感謝の気持ちを届ける時に役立つメッセージの例文をご紹介していきます!
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部活の先輩に贈る引退メッセージの書き方
お世話になった部活の先輩が引退する時に届けるメッセージは、基本的に以下の構成で書くようにしましょう。
- 感謝・労いの言葉
- 先輩を見て思っていたこと
- 先輩を見て、これから自分はどうしていくか
- 先輩へのエール
メッセージを書くとなると「何を書けば良いか分からない…」ということになると思いますが、上記のポイントを押さえて順番に一言ずつ書いていけば大丈夫です。

上記を順番に書いていけば、最低でも4行はメッセージが書けてしまいます。
注意点としては「馴れ馴れしい感じで書かない」、「堅苦しい感じで書かない」ことです。
仲の良い先輩とはいえ、上下関係はしっかりとわきまえましょう。特に手紙を書くことに慣れていないと、ついLINEでの会話と同じような話し言葉になってしまいがちですので気をつけましょう。
一方で、かしこまった感じで書くのも、お互い気が引けてしまうのでオススメしません。
丁寧な言葉にしつつも、さりげなく語尾に星やハートマーク、「!」を付けるだけでも、柔らかく丁寧な雰囲気で伝わるのでオススメです。
それでは、それぞれのポイントについて、これから例文も併せてご紹介していきます。
1.感謝・労いの言葉
メッセージの冒頭は、まず先輩に対しての感謝や労いの言葉を一言書きましょう。
- 〇〇先輩、ご引退おめでとうございます!そして、〇年間本当にお疲れ様でした。
- いつも優しく指導してくださり、本当にありがとうございました。
- 〇〇部の活動を通して、たくさんのご指導と温かいサポートをいただき、心より感謝申し上げます。
- 先輩が常にチーム(部)を引っ張ってくださったことに、感謝しかありません。
- 大変なこともあったと思いますが、〇〇先輩の頑張りを見て、いつも勇気をもらっていました。本当にお疲れ様でした。
- 部活でご一緒できた〇年間は、私にとってかけがえのない宝物です。ありがとうございました!
- 〇〇先輩の明るさと優しさに、何度も助けられました。本当にありがとうございました。
- ここまで私たちを導いてくださり、心から感謝しています。
- 先輩の〇〇(競技名/楽器名など)に対する真摯な姿勢に、いつも感動していました。本当にお疲れ様でした。
- 大変お世話になり、ありがとうございました。先輩と過ごした日々は、決して忘れません。
「〇〇先輩」と名前を付けるだけでも、親しみのあるメッセージになるのでオススメです。
2.先輩を見て思っていたこと
次に書くのは、部活動を通して先輩に対する憧れや尊敬していたことなど、「実はこう思っていました」ということを思い出してみましょう。
- 〇〇先輩の〇〇(プレー/演奏/作品制作など)に対する真剣な眼差しは、いつも私の目標でした。
- どんなに辛い練習(活動)でも、決して弱音を吐かない先輩の姿に、私たち後輩は何度も励まされました。
- 先輩の正確なパス(美しい音色/緻密な表現)を見るたびに、私もいつかこんな風になりたいと強く思っていました。
- いつも後輩に気を配り、的確なアドバイスをくださる先輩は、私たちにとって頼れるお兄さん(お姉さん)のような存在でした。
- 厳しい中にも優しさがあり、ユーモアを忘れずに部活を盛り上げてくださる先輩を、本当に尊敬していました。
- 〇〇先輩が努力を重ね、壁を乗り越える姿は、私たちに「やればできる」という自信を与えてくれました。
- 先輩のリーダーシップがあったからこそ、今の私たちがあるのだと痛感しています。
- 技術面だけでなく、精神面でも常に私たちを支え、導いてくださる先輩は、まさに理想の存在でした。
- いつも明るく、周りを笑顔にする先輩の存在は、部活のムードをいつも明るくしてくれました。
- 〇〇先輩のように、最後まで諦めずに努力し続けることの大切さを学びました。
仲の良かった先輩では、深く考えなくても次々と出てくるかなと思います。
一方で、あまり関わりのない先輩へのメッセージの場合は悩みますが、練習している姿や技術の高さのこと、あるいは同期に聞いた話などを書くと良いかなと思います。
3.先輩を見て、これから自分はどうしていくか
これを書ける人は、最高の後輩です。
「先輩ありがとうございました」と言われるだけでももちろん嬉しいですが、「先輩のおかげで、自分はこうなりました(こうしたいと思いました)」という言葉があると、更に嬉しく思ってもらえます。
- 先輩から学んだことを胸に、これから私たちが〇〇部を引っ張っていけるよう精一杯努力します。
- 先輩の背中を見てきたからこそ、これからは私たちが後輩たちの目標となれるよう、日々精進していきます。
- 先輩が築き上げてきた伝統を、私たちがしっかりと引き継ぎ、さらに発展させていきたいと思います。
- 〇〇先輩のように、周りを気遣い、支えられるような存在になれるよう、努力を続けます。
- 先輩から教わった〇〇(技術名/心構えなど)を忘れずに、これからも練習(活動)に励んでいきます。
- 部活で得た学びを活かし、これからも何事にも真剣に取り組み、成長していきたいと思います。
- 先輩のように、どんな困難にも立ち向かえる強い心を持って、これからの部活に臨みます。
- これからは先輩の分まで、私たちが〇〇部の更なる発展のために尽力することをお誓いします。
- 先輩が大切にされてきた「〇〇(部のモットーや雰囲気など)」を、これからも守り続けていきます。
- 先輩から受け取ったバトンを大切に、悔いのないように部活動に打ち込みます。
後輩であるあなたも、引退する時になれば「自分はこの部活に何か貢献できたかな…」と少なからず思うはずです。
ささいなことでも、後輩や部活全体に影響を及ぼしていたことを知れれば、この上ない喜びですので、是非何か一言書いてみてください。
4.先輩へのエール
結びの言葉として、これから受験を控えている先輩へのエールや、これからもよろしくお願いしますの気持ちを伝えましょう。
- これから始まる新しい生活が、〇〇先輩にとって実り多きものとなるよう応援しています!
- 部活で培った経験を活かし、これからも〇〇先輩らしく輝いてください!
- 先輩の未来が、希望に満ちた素晴らしいものになることを心から願っています。
- これからのご活躍を、部員一同、心よりお祈り申し上げます。
- 〇〇先輩なら、どんな道に進んでもきっと成功すると思います!頑張ってください!
- 大変なこともあるかと思いますが、持ち前の〇〇(性格や長所)で乗り越えていってください!
- 引退後も、〇〇部を温かく見守っていただけると嬉しいです。
- またいつでも、部活に顔を出してくださいね!お待ちしています。
- 〇〇先輩の新たな挑戦を、私たちはずっと応援しています!
- 卒業しても、ぜひ遊びに来てください。先輩の更なる飛躍を願っています!
まとめ
部活の先輩に贈る引退メッセージの書き方を、例文と併せてご紹介してきました。
手紙や寄せ書きなど、メッセージを書くとなると「何を書けば良いか分からない」となってしまうと思いますが、以下のポイントを押さえるだけで簡単に書くことができます。
- 感謝・労いの言葉
- 先輩を見て思っていたこと
- 先輩を見て、これから自分はどうしていくか
- 先輩へのエール
LINEなどで簡単にメッセージを書くことが主流の時代ですが、だからこそ丁寧に手で書いたメッセージは心温まる存在となっていますので、是非手紙で感謝の思いを伝えてみてくださいね。
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