「子供がピアノ練習しない…辞めさせるべき？」
子供をピアノ教室に通わせている親御さんの中には、「全く練習してくれない」「練習しないことで先生に迷惑をかけていないか心配…」といった悩みを抱えている方も少なくありません。
親としては、ピアノを習わせることで音楽の楽しさを知り、豊かな感性を育んでほしいと願っているはずです。
しかし、お子様が練習に取り組まないと、そんな親の期待や投資が無駄になるのではと不安になることもあるかもしれません。
しかし、ピアノの上達には時間がかかるもの！お子様のペースでゆっくりと成長を見守ることが大切です。
本記事では、子供がピアノの練習をしない理由や、その対処方法について詳しく解説していきます。
親が適切にサポートすることで、お子様のピアノへの興味を持続させ、上達へと導くためのポイントをお伝えします。
小さなお子様の親御さんは、ぜひコチラの記事も参考にしてください。
ピアノ練習しないなら辞めさせるべき？
「子供がピアノの練習をしないなら、習わせても意味がない！辞めさせるべきなのでは？」
そう考える親御さんもいるかもしれません。
結論、練習しなくてもレッスンを楽しんでいるなら、無理に辞めさせる必要はありません。
子供は、成長の過程でさまざまな興味を持ち、時にはピアノから離れることもあるでしょう。
しかし、それは逆を言えば、いつかまたピアノに興味を抱いてくれる日がくるかもしれません。
そのため、お子様がレッスンを続けたい気持ちを少しでも持っているのであれば、その意思を尊重してあげましょう。
また、なぜ練習しないのか、その理由を探ることも大切です。
もしかすると、現在のレッスン内容が子供に合っていない可能性もあります。
そのため、親としては後述するように、まずはお子様の声を聞いてあげるようにしましょう。
焦らず長い目でお子様の成長を見守り、適切なサポートができるようにしていきましょうね。
子供がピアノを練習しない時の対処方法
お子様がピアノの練習をしてくれない時、親御さんはすぐに教室を辞めさせようとしてはいけません。
以下の対処方法を試してみることをオススメします。
- 子供の声を聞く
- 練習する時間を決める
- 教室を変える
- 一緒にコンサートへ行ってみる
- 子供が弾きたい曲を弾かせる
子供の声を聞く
子供がピアノの練習をしない理由は、多岐にわたる可能性があります。
- ピアノが上手くなっても楽しいと思えない
- 先生の期待に応えられない
- 他にやりたいことがある など
まずは、お子様の気持ちをしっかりと聞いてあげることが重要です。
お子様が何を感じ、何を考えているのかを理解することで、親として適切な対応ができるようになります。
ピアノが嫌いなわけではないのであれば、教室を辞めることを急ぐ必要はありません。
逆に、無理に続けさせることで音楽に対する興味を失ってしまう可能性もありますので、いずれにせよお子様の声を聞いてあげることが大切になってきます。
お子様の意見を尊重し、適切なサポートを提供することで、ピアノへのモチベーションを高める手助けをしてあげましょう。
練習する時間を決める
ピアノの上達には、定期的な練習が不可欠ですが、忙しい日常の中で練習の時間を確保するのは簡単ではありません。
そこで、親子で「この時間はピアノを弾く」とスケジュールを決め、練習を習慣化することが重要です。
決まった時間に練習することで、お子様は自然とピアノに向かう習慣を身につけることができます。
また、ピアノの設置場所も、リビングや子供部屋など、お子様が普段過ごす場所にピアノを置くことをオススメします。
練習を強制するのではなく、日常の一部としてピアノを取り入れることで、お子様にとって負担にならないようにすることが大切です。
無理なく、楽しく続けられる環境を整えることが、長期的なピアノの上達に繋がります。
教室を変える
お子様がピアノを楽しめるかどうかは、先生との相性も大きな影響を与えます。
お子様が先生とのレッスンを楽しんでいない、あるいはプレッシャーを感じすぎている場合、ピアノに対する興味が薄れてしまうことがあります。
音大を卒業していないピアノ講師に習うメリットなどは、コチラの記事でご紹介しています。
もし、現在の先生との相性が合わないと感じるのであれば、先生を変えてみることも一つの選択肢です。
ピアノを教える先生の指導スタイルやコミュニケーションの取り方はそれぞれ異なりますので、お子様に合った先生を見つけることが大切です。
お子様が楽しくレッスンを受けることができれば、自然とピアノへの興味も増し、練習に対する意欲も高まります。
先生との良好な関係を築くことで、ピアノを習うことがお子様にとって喜びとなるようサポートしてあげましょう。
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一緒にコンサートへ行ってみる
ピアノの練習だけでなく、お子様に生の音楽を聴く機会を提供することも大切です。
週末にはピアノ・コンサートに足を運ばせてあげることで、お子様が実際にプロの演奏に触れる機会を持たせてあげることができます。
このような体験は、お子様に「こんな風に演奏できるようになりたい」「このような舞台に立ちたい」といった具体的な目標を与え、モチベーションを高める効果があります。
特にプロの演奏は、アマチュアとは異なる高度な技術と表現力を持っているため、お子様にとっても大きな刺激となりますので、プロの演奏会に連れていきましょう！
ピアノに対する興味をさらに深めるために、定期的にコンサートに連れて行ってあげることをおすすめします。
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子供が弾きたい曲を弾かせる
ピアノのレッスンではクラシック音楽を中心に学ぶことが多いですが、子供が楽しめる曲も取り入れることで、ピアノへの興味を維持することができます。
例えば、お子様が普段聴いているポップスやアニメソングなど、身近な音楽をピアノで弾くことで、練習がより楽しく感じられるでしょう。
知っている曲や好きな曲は、楽譜を読む際のハードルも低く、歌いながら練習することができるため、曲の完成も早くなります。
達成感を味わうことで、「もっと練習したい」という気持ちが芽生え、ピアノへの取り組みが前向きなものになるでしょう。
ぷりんと楽譜
では、ディズニーやジブリ音楽など、お子様だけでなく親御さんにも人気の曲がピアノで弾ける楽譜がたくさんありますよ！
初心者から上級者まで、レベルに合わせた楽譜が豊富に用意されていますので、ぷりんと楽譜で「気晴らしに楽しむ用の楽譜」を用意しておきましょう！
子供が練習しない時にやってはいけないこと
子供がピアノ練習しない時にやるべき対処方法は、前章に挙げた5つになります。
一方で、絶対にやってはいけない2つのことを、本章で解説しておきます。
- 焦って練習させようとしない
- 他の子供と比べない
焦って練習させようとしない
お子様がピアノの練習をしない時、親としてはどうしても焦ってしまうかもしれません。
しかし、焦って無理に練習をさせても、お子様のやる気がなければ逆効果になりかねません。
ピアノを習うこと自体がストレスになり、最終的にはピアノから完全に離れてしまう可能性もあります。
大切なのは、お子様が自分からピアノに向かいたくなるような環境を整えることです。
「練習しなさい！」と強制するのではなく、例えば「今日はどんな曲が弾けるようになった？」といった興味を引く声かけを心がけることで、お子様は自然とピアノに向かう意欲を持てるようになります。
ピアノの上達は、時間がかかるものと思うようにしましょう。
焦らず長い目でお子様の成長を見守りながら、楽しくピアノに取り組める環境を提供するようにしましょう。
他の子供と比べない
「〇〇ちゃんはもうあんな難しい曲を弾いているのに、どうしてうちの子は…」
つい他の子供と比べてしまうこともあるかもしれませんが、こうした比較は、お子様のモチベーションを低下させる原因となることが多いです。
なぜなら、ピアノを習うペースや上達度合いは子供それぞれで異なるからです。
個々の才能や性格、さらには日々の生活環境も関わってきますので、他の子供と無理に比較することは避けましょう。
代わりに、お子様自身の成長や、小さな進歩を褒めてあげることが大切です。
「昨日より少し上手に弾けたね」といったポジティブなフィードバックが、お子様のやる気を引き出し、ピアノへの興味を維持する助けとなります。
他人との比較ではなく、お子様のペースで成長を見守り、応援してあげることが親の役割です。
まとめ
子供がピアノの練習をしない理由は、年齢や成長段階によってさまざまです。
大切なのは、親が焦らずに子供の気持ちに寄り添い、適切なサポートを提供することです。
お子様の興味や好奇心を尊重し、無理のない範囲で楽しく練習に取り組める環境を整えてあげることで、ピアノへのモチベーションを持続させることができます。
ピアノを習うことは、音楽の技術を学ぶだけでなく、表現力や感性を育む貴重な経験です。
長い目で見て、お子様の成長をサポートしていきましょう。
