ピアニスト、ブルース・リウの2026年来日公演が決定しました!
今回の日本公演は、2026年6月に東京・川崎・所沢・高崎・大阪・札幌・静岡で開催されます。
本記事では、ブルース・リウ来日公演2026の公演スケジュール、チケット発売日など最新情報をまとめました。
見どころ
2021年ショパン国際ピアノコンクール優勝を機に、世界の第一線へと躍り出たピアニスト、ブルース・リウ。その卓越した技巧と洗練された感性は、常に作品の本質を鋭く照らし出します。
今回のリサイタルでは、古典から20世紀、そして超絶技巧へと至る、リウならではの緊密かつ大胆なプログラムが組まれました。
冒頭に置かれるのは、リゲティの《ピアノ練習曲集 第1巻 第4番「ファンファーレ」》。鋭利なリズムと複雑な運動性を、圧倒的なコントロールで描き切ります。
続くベートーヴェン《ピアノ・ソナタ第14番「月光」》では一転、内省的で静謐な世界へ。深い沈黙をたたえた冒頭楽章から、情熱が解き放たれる終楽章まで、作品のコントラストが鮮明に浮かび上がります。
ショパンのノクターン op.27の2曲では、繊細な詩情と緊張感が共存するロマン派の美が際立ちます。リウの柔らかな音色と洗練されたルバートが、夜の情景を豊かに描写するでしょう。
ラヴェル《道化師の朝の歌》では、鋭いリズムと色彩感あふれる音世界が炸裂し、続くドビュッシー《夢》が、その余韻を幻想的に包み込みます。
後半は、ベートーヴェン《ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」》。推進力と構築美が要求されるこの大作で、リウの知性とエネルギーが真価を発揮します。
さらに、モンポウによる「月の光」を素材とした2作品では、静けさと祈りに満ちた内面世界が広がり、プログラムに深い陰影を与えます。
そしてフィナーレは、リスト《スペイン狂詩曲》。華麗無比な技巧と情熱がほとばしるこの名曲で、ブルース・リウの圧倒的な表現力が頂点に達します。
公演スケジュールとプログラム
今回の日本公演は、2026年6月に東京・川崎・所沢・高崎・大阪・札幌・静岡で開催されます。
曲目
- リゲティ : ピアノ練習曲集第1巻 第4番「ファンファーレ」
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 Op.27-2「月光」
- ショパン: ノクターン第7番 Op.27-1
- ショパン: ノクターン第8番 Op.27-2
- ラヴェル:道化師の朝の歌(「鏡」より 第4曲)
- ドビュッシー:夢
- ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第21番 Op.53「ワルトシュタイン」
- モンポウ:「月の光」によるグロッサ
- モンポウ:「月の光」による幻想曲
- リスト:スペイン狂詩曲
公演スケジュール
- 2026年6月5日(金) 19:00開演 @ミューザ川崎シンフォニーホール
- 2026年6月7日(日) 16:00開演 @高崎芸術劇場 大劇場
- 2026年6月8日(月) 19:00開演 @すみだトリフォニーホール
- 2026年6月10日(水) 開演時刻未定 @札幌コンサートホールKitara大ホール
- 2026年6月11日(木) 開演時刻未定 @ザ・シンフォニーホール
- 2026年6月13日(土) 開演時刻未定 @静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ
- 2026年6月14日(日) 14:00開演 @所沢市民文化センター ミューズ アークホール
チケット発売日について
※2025/12/20現在
・東京:2025/12/13〜 先行発売 / 2025/12/20〜 一般発売
・川崎:2025/12/13〜 先行発売 / 2025/12/20〜 一般発売
・高崎:2025/12/13〜 先行発売 / 2025/12/20〜 一般発売
・所沢:2025/12/16〜 先行発売 / 2025/12/23〜 一般発売
・札幌:未定
・静岡:未定
・大阪:未定

