NHK交響楽団に入るには

サムネイル ひとりごと
スポンサーリンク

NHK交響楽団はじめ、プロのオーケストラに入団するにどうしたら良いのか?プロオケに入団するまでの流れについてや、N響ならではのオーディションの仕組みについて整理しました。

N響に限らず、プロのオーケストラに入団するのは本当に狭き門であり「私はN響しか入りたくない!」などと言っていられる余裕はないと思うのですが、今回は「N響に入るにはどうしたら良いのか」にフォーカスを当てながら、まとめていこうと思います。

この記事を書いた人
オケミン(管理人)

中高吹奏楽部、大学オケに所属し、現在は社会人オケで活動中。
アーティスト・楽団・曲などについて、自分自身の勉強や備忘も兼ねて、2023年2月に当サイトを立ち上げました。
お蕎麦と日本酒が好きです。よろしくお願いします!
★月間25万PV突破(2024年3月)

FOLLOW
スポンサーリンク

プロのオーケストラに入団するには

入団までの流れ

プロオケの楽員募集は、会社の新卒採用のように「毎年○○名」と固定で決まっているわけではなく、基本的には楽員の定年や移籍で欠員が出た祭の補充として、オーディションの案内がホームページで行われます。

弦楽器の場合は「若干名募集」という表記になることもありますが、基本的に募集がかかる時の定員は1名で、オーディションで決定することになります。

欠員が出た際に行われますので、当然オーディションはパートごとに年に1回あるかないか、数年募集がかからないこともよくあります。

オーディションでは、課題曲のソロはもちろん、小編成やオーケストラの中で指定箇所の演奏といった技術面だけでなく、約半年間に及ぶ仮入団期間中の楽員からの評価などをパスして、晴れて正規の楽員となる流れになります。

okemin
okemin

オーケストラはチームプレイになりますので、プロオケであっても、技術だけでなく人柄も重視されます。

音大卒でないといけないのか

プロを目指すのであれば、良い先生に学び、音大を卒業する必要は最低限あると思います。

オーディション自体、比較的誰でも受けることが出来ますが、年に数回しか行われないオーディションに全国からプロを目指す音楽家が集まってきますので、音大卒であるかは書類で切られるポイントになりますし、そもそも音大卒でないと受験できないケースがほとんどです。

また、プロの音楽家はただ楽器が上手く弾ければ良いという問題でもありません。楽典やソルフェージュなど、音楽全般やオーケストラに関する高い知識も伴っていなければ、プロオケの楽員としての資格はありませんので、やはり音大卒であることは必須条件と言えます。

okemin
okemin

なぜプロの音楽家を目指すのであれば音大に行くべきなのかについては、こちらの記事で解説しています。

NHK交響楽団に入るには

オーディションしない場合もある

NHK交響楽団の場合も、先述したように基本的には欠員が発生した際に、公式サイトでオーディションの案内が発表されます。

ただしN響の場合は、たとえ欠員が出たとしても、公募で募集をかけず、楽員からの推薦のみでオーディションを行う場合もあることを、元楽員がインタビューで話しています。

NHK交響楽団のチェロ奏者である三戸さんは、同楽団のオーディションを受けたときの様子をこう語ってくれました。
国立音楽大学を卒業したのが1981年3月。N響に入団したのがその2年後の2月。N響では欠員がない限りオーディションは開きません。しかも、たとえ欠員が生じても公募はしない。N響の団員の推薦がある者だけに、オーディションの資格が与えられます。三戸さんはこの資格を2年という短期間で得ることができたのです。

国立音楽大学 三戸正秀(チェロ奏者)2023年8月15日閲覧 https://www.kunitachi.ac.jp/introduction/kunion_cafe/interview/50on/sa/sannohemasahide.html

1983年当時の話であるため、現在でもこの仕組みが取り入られているのかは定かでありませんが、少なくともこの時は「基本的にはオーディションするけれど、しないこともある」スタンスが、N響の中で取り入られていました。

N響とのネットワークを築いておく

そのため、「私は絶対にN響に入りたいんだ」と考えているのであれば、N響メンバーとのネットワークを持っておいたほうが良いと思われます。

ベストなのは、最初に述べたように音楽大学に入学して、N響の楽員に師事する。そして、その先生に認められてエキストラとしてN響のコンサートに出演するなど、少しずつN響とのつながりを持っていくことです。なぜなら、先述した「楽員からの推薦」を勝ち取るには、エキストラとして演奏して認められるのが一番有効だからです。

また、N響では「N響アカデミー」という独自の育成プログラムも行っています。一部のパートになりますが、楽員からのレッスンを受ける他、リハーサルやコンサートの見学・経験からオーケストラの楽員として活動するためのノウハウを学び、プロの音楽家として巣立っていくために設けられたプログラムで、ここで学ぶことも、N響とのつながりを持つきっかけになると思います。

okemin
okemin

N響アカデミー生の募集もこちらのページで行われますので、定期的にチェックしておくことをオススメします。

まとめ

「NHK交響楽団に入るには」というフォーカスから、プロのオーケストラに入団するまでの流れ、N響ならではのオーディションの仕組みについて整理してきました。

  • プロオケでは、欠員が出た際にオーディションで楽員の採用を決定する。
  • N響では基本的にオーディションで決定するが、楽員の推薦のみに限定してこっそり決定する場合もある。
  • 楽員に師事する、エキストラとして演奏するなど、学生のうちからN響とのつながりを持つことが大切。

「プロのオーケストラに入団するならN響しか嫌だ!」と言っていられる余裕はないと思いますが、どうしてもN響しか入りたくないというのであれば、少なくとも音大でN響楽員に師事して、エキストラとして誘われるプロセスを踏まない限り、その夢が他の人より有利になることはないと思っておいたほうが良いです。

タイトルとURLをコピーしました