【2024年最新】中学校合唱曲の人気ランキング【曲の解説あり】

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中学校合唱曲の人気ランキングをご紹介します。

中学校の校内合唱コンクール、誰もが経験したことがあるでしょう。

今回は、中学校の合唱コンクールや卒業式によく歌われる合唱曲の中から、特にオススメの10曲をランキング形式でご紹介します。

長年愛される王道を中心に、ここ数年で人気の高まっている曲も交えながら、人気ランキングを作成してみました。

okemin
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簡単な曲の解説や、歌詞の解釈などもお届けしていきますので、選曲や歌い方などに悩んだ時の参考にしてください。

この記事を書いた人
オケミン(管理人)

中高吹奏楽部、大学オケに所属し、現在は社会人オケで活動中。
アーティスト・楽団・曲などについて、自分自身の勉強や備忘も兼ねて、2023年2月に当サイトを立ち上げました。
お蕎麦と日本酒が好きです。よろしくお願いします!
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中学校合唱曲の人気ランキング

第10位:Gifts

  • リリース:2018年(オリジナル)
  • 作詞:越智志帆
  • 作曲:越智志帆、蔦谷好位置

Superflyが2018年に24枚目のシングルとして発表したこの曲は、NHK全国学校音楽コンクール「中学校の部」課題曲となった他、2018年のNHK紅白歌合戦でも歌われました。

SuperflyのPVでは、一般の中学校を訪問し「自分の嫌いなところはどこですか?」について、生徒たちが吐露する姿やサプライズに喜ぶ姿など、感動的なドキュメンタリー仕上がりとなっており、こちらも印象的。

課題曲らしい、様々な歌い方のテクニックやアンサンブル力が求められますが、「自分には何もない」と自信がない時、心に寄り添ってくれる温かな曲です。

第9位:想い出がいっぱい

  • リリース:1983年(オリジナル)
  • 作詞:阿木燿子
  • 作曲:鈴木キサブロー

1983年、H2Oの5枚目のシングルとしてリリースされたこの曲は、当時の世代は「H2Oの曲」として、今の若者は「合唱の曲」として、老若男女幅広い世代から人気があります。

リリース当時はテレビアニメ『みゆき』(フジテレビ)の主題歌として知られ、1993年以降、中学や高校の音楽の教科書に掲載されるようになってから、合唱の鉄板曲となりました。

大人への階段を少しずつ歩みながらも、まだ大人になりきれていない彼女を見つめる男の子の目線で描かれる、甘酸っぱい歌詞が特徴的です。

第8位:明日へ

  • リリース:1996年
  • 作詞:富岡博志
  • 作曲:富岡博志

中学校教員だった富岡博志氏が作詞・作曲したこの曲は、特に中学校の合唱コンクールでは人気の高い一曲です。

全体的にアップテンポで楽しく歌いたい曲調ですが、歌い方としては丁寧に流れるように、ハーモニーを意識する必要があるため、意外と繊細さが求められます。

「これからの未来、何が起こるか分からない不安に駆られるかもしれない。でも、まだ明日(未来)は見ていないのだから、前を向いて駆けていこう」という、学生たちへのメッセージが感じられます。

第7位:あなたへ 〜旅立ちに寄せるメッセージ〜

  • リリース:2006年
  • 作詞:筒井雅子
  • 作曲:筒井雅子

この曲は、東京都杉並区内の小学校教員、筒井雅子氏が杉並ジュニア混声合唱団の為に作曲した合唱組曲『時の女神』における最終曲で、この一曲が卒業式などでよく歌われています。

「荒んだ心に刺さったのは 意外な奴の言葉だった」「憎しみの極みを 戦いの果てを」など、荒々しい歌詞が特徴的で、辛さに縛られて抜け道を探し迷う学生時代の回想を感じます。

それでも最後は、手と手を取り合って、希望を持って歩んでいこうという前向きなメッセージを感じます。3年間の嫌な思い出も振り返りながら、前を向いていく力強さを込めたいですね。

第6位:HEIWAの鐘

  • リリース:2000年(オリジナル)
  • 作詞:仲里幸広
  • 作曲:仲里幸広

シンガーソングライターの仲里幸広氏が作詞・作曲したこの曲は、自身初のソロ・シングルCDとして2000年にリリースされました。

同年夏に開催された主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)にて紹介されたことで注目を集め、その後合唱曲に編曲されて今でも歌い続けられています。

「ぼくらの生まれたこの地球(ほし)に 奇跡を起こしてみないか」というサビの「奇跡」という言葉が、深いなと感じます。平和であることが奇跡だと表現されているのだから。

第5位:大切なもの

  • リリース:2006年
  • 作詞:山崎朋子
  • 作曲:山崎朋子

中学校教員の山崎朋子氏によって手掛けられたこの曲の歌詞からは、「大切なもの」への感謝や、自分は決して一人きりじゃないというメッセージを感じます。

タイトルは「もの」ですが、「僕」と「君」のストーリーが描かれており、つまり大切なものとは「君(人)」だと分かります。

それは友人なのか、片思いの人なのか、恋人なのかー。あなたにとっての大切な「君」に向けて、心を込めて歌いましょう。

第4位:COSMOS

  • リリース:1999年(オリジナル)
  • 作詞:ミマス
  • 作曲:ミマス

2人組の音楽ユニット・アクアマリンのメジャー・デビュー曲で、翌年合唱曲に編曲されたこの曲は、特に中学校の合唱ではトップクラスの人気を誇ります。

「COSMOS」には、「宇宙」「秩序」といった意味があり、人と宇宙の調和や生命の尊さが歌詞に込められています。

星にも実は寿命があり、いつしかその輝きは尽きる。また、宇宙は物質が作られ、ばらまかれの繰り返しで、それによって作られた地球に生まれた私たち。これらのメッセージが、サビの「君も星だよ」に込められているそうです。

第3位:時の旅人

  • リリース:1990年
  • 作詞:深田じゅんこ
  • 作曲:橋本祥路

『夢の世界を』など合唱コンクールの鉄板曲を手掛ける橋本祥路氏の代表曲の一つで、中学の合唱コンクールでは比較的難易度の高い一曲。

ポイントは、主旋律(メロディ)パートが目まぐるしく変わる、転調が多くハーモニーを作るのが難しいところです。男子諸君、めっちゃ目立つぞ!

この曲も、先述した『大切なもの』と同様に、歌詞に「君」が登場します。クラスで統一する必要なんてない、あなたにとっての「君」をイメージすることが大切です。

第2位:心の瞳

  • リリース:1985年(オリジナル)
  • 作詞:荒木とよひさ
  • 作曲:三木たかし

坂本九の遺作として知られる『心の瞳』。リリースされた3ヶ月後、日本航空123便墜落事故で亡くなってしまうため、この曲が彼のコンサートで歌われることはありませんでした。

生前最後のラジオ番組で、この曲を聴いたある中学校教員が、生徒の合唱用に編曲したものが、今でも全国で歌い続けられています。

「心の瞳で君を見つめれば」という歌い出しが、目の前にいない誰かへの愛…例えばお腹の中の子どもとかー。自分の子どもとも言える、この曲を歌えなかった坂本九の遺作から、愛とは何なのか考えさせられます。

第1位:決意

  • リリース:2000年
  • 作詞:片岡輝
  • 作曲:鈴木憲夫

司馬遼太郎のエッセイ『二十一世紀に生きる君たちへ』に基づくメッセージソングで、合唱組曲『未来への決意』の第4曲(最終曲)が本作にあたります。

この曲の歌詞で登場する「あなた」は、本来司馬遼太郎を指していると言われていますが、合唱コンクールであれば、これにとらわれる必要はありません。先生や先輩などがあたるかなと思います。

「先を歩いていったあなたの後ろ姿に 人間としてあるべき生き方を学ぶ」「あなたの残したものを受け継いで 未来への一歩を踏み出す」という歌詞から、「何が正解か分からない現代で生き方に迷った時、あなたの言葉を支えに力強く前向きに生きていく」というメッセージを感じます。

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