【保存版】おしゃれな音楽用語20選【知っているとかっこいい】

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おしゃれな音楽用語を20個ご紹介します。

今話題のドラマ『さよならマエストロ』のタイトルに登場する「アッパシオナート」などをきっかけに、「音楽用語って素敵だな」と思っている方も多いのではないでしょうか。

また、バンドなどのグループ名で、「なんかいいグループ名」と感じるネーミングは、音楽用語が由来であることが多いです。

そこで本記事では、数ある音楽用語から「おしゃれな響きだな〜」「かっこいいな〜」と感じるものを、20個一気にご紹介していきます。

この記事を書いた人
オケミン(管理人)

中高吹奏楽部、大学オケに所属し、現在は社会人オケで活動中。
アーティスト・楽団・曲などについて、自分自身の勉強や備忘も兼ねて、2023年2月に当サイトを立ち上げました。
お蕎麦と日本酒が好きです。よろしくお願いします!
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おしゃれな音楽用語

1.vivace:ヴィヴァーチェ

意味:いきいきと、活気に満ちた

もともとは「活発に」を指示する音楽表現用語として使われていましたが、18世紀半ば頃から、快速なテンポを指示する「Allegro」とミックスされ「Allegro vivace」と表記されることが増えるようになります。

2.brillante:ブリッランテ

意味:華やかに、輝かしく

一見、「バンザーイ!」と満面の笑顔で喜ぶ、外見的な輝かしさの言葉に感じられますが、どちらかというと、内面的な輝かしさを意味すると言われています。芳醇な響きの言葉です。

3.espressivo:エスプレッシーヴォ

意味:表情豊かに

語源となるラテン語「exprimere(エクスプリーメレ)」は、「外に押し出す」という意味があるため、内面的な感情を表現するという意味があります。単純に大げさに演奏すれば良いというわけではないですね。

4.scherzo:スケルツォ

意味:テンポを速く、ユーモアに

イタリア語で「冗談」を意味しており、ユーモアを持った作品に表記されることが多い言葉です。メヌエットが主流だった第3楽章に、ハイドンやベートーヴェンがスケルツォを取り入れたことも有名です。

5.appassionato:アッパシオナート

意味:情熱的に、激情的に

ドラマ『さよならマエストロ』をきっかけに知られるようになりました。ドラマでは、西島秀俊さんが満面の笑みで「アッパシオナート!」と叫ぶシーンが多いですが、本来の意味は抑制の効かない情熱さであるため、もう少し硬い力強さがあるべきかなと思います。

6.dolce:ドルチェ

意味:優しく、柔らかく

ケーキ屋さんや喫茶店でよく目にする「ドルチェ」は「甘く」という意味が強いですが、音楽用語的には「優しさ」「柔らかさ」といった意味で使われることが多いです。

7.legato:レガート

意味:なめらかに

複数の音をなめらかに演奏するということで、スラーと併用して使われることも多いです。ポイントは「音をつなげるわけではない」ということ。歌うように演奏する表現力が試されます。

8.risoluto:リゾルート

意味:決然と、きっぱりと

明確に強い意志を持って演奏してほしい箇所で表記される言葉です。演奏者には、それに見合った自信たっぷりの演奏が求められます。

9.feroce:フェローチェ

意味:荒々しく

「フェローチェ」という響きからは想像しにくいですが、野性的で荒っぽさを意味する言葉です。情熱的な場面や、残酷な場面で指示されることが多いです。

10.mazurka:マズルカ

意味:ポーランドの舞踊を基とした、3拍子の舞曲

3拍子の舞曲といえばワルツが有名ですが、1拍目に重心を置くワルツとは異なり、マズルカの場合は2・3拍子に重心を置くのが特徴です。ポーランドの舞踊が基で、ショパンがジャンルとして確立させました。

11.elegy:エレジー

意味:悲歌、哀歌

フランス語で「悲歌」「哀歌」を意味しており、音楽だけでなく、文学作品などでも用いられる言葉です。クラシック音楽の「エレジー」といえば、ラフマニノフ、フォーレらの作品が有名でしょう。

12.moderato:モデラート

意味:節度をもって、控えめに

「速すぎず、遅すぎず」「強すぎず、弱すぎず」という意味。奏者としては「どっちやねん」になってしまうため、あまり単独では用いられない言葉です。「Allegro moderato(速くなりすぎず)」など、少し制御してほしい時によく表記されます。

13.grandioso:グランディオーソ

意味:壮大に、堂々と

英語の「grand」に相当するように、威厳ある堂々とした演奏を求める時に表記されます。言葉の響きからして、ゴージャスですよね。

14.tranquillo:トランクイッロ

意味:静かに、平穏に

「静かに」という意味が有名ですが、極端に小さな音で演奏するという風に解釈するのはナンセンス(それはただのピアニッシモ)。「平穏に」という意味もあるため、穏やかな表現も重視する必要があります。

15.stringendo:ストリンジェンド

意味:だんだん速く

意を決してテンポを速める「アッチェレランド」とは対照的に、ストリンジェンドは突発的に、急速にテンポを速める時に用いられます。準備できていないのに、いきなり「よーいドン」と言われた時と同じ感じです。

16.Da Capo:ダ・カーポ

意味:はじめに戻る

楽譜では「D.C.」と表記されることが多いです。19世紀頃からあまり使われなくなった表記ですが、現代のポップス音楽でまた使われ出すようになりました。まさに原点に返ってきた感じです。

17.al fine:アル・フィーネ

意味:fineの箇所まで演奏

fineの箇所といいつつ、曲の終わりまでという意味で表記されることが多い言葉です。また、前述の「Da Capo」と合わせて「da capo al fine」として使われることも多いです。

18.veloce:ヴェローチェ

意味:速く

カフェ・ベローチェ」も有名ですが、この言葉の意味は「速く」。Allegroなどテンポの速さを示す言葉は複数ありますが、veloceの場合は「風のように軽やかな速さ」を意味します。

19.amabile:アマービレ

意味:愛らしく、愛おしく

「優しく」という意味もあるため、情熱的な愛ではなく、内面的な愛しさを表現するほうが適切でしょう。堂々とアピールせず、密かに恋心を抱くイメージでしょうか。

20.bluesy:ブルージー

意味:憂鬱な、物憂い

「ブルースのように」という意味でも用いられます。そもそも「ブルース」が黒人霊歌(黒人奴隷たちの悲しみ、魂の叫び)がルーツであるため、悲歌を意味する言葉です。

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