ピアノの発表会・ピアノコンクールに来てくれた先生にお礼状を出したい！
娘のバレエの発表会に来てくれた人たちにお礼のメッセージを送りたい！
ピアノ発表会やバレエ発表会に招待した先生や関係者の人たちに、お礼の手紙を出したいという時に役に立つ、お礼状のメッセージ例文を紹介していきます。
親しい友人や親族であれば、メールやLINEで「来てくれてありがとう！」と送るだけでも十分ですが、日頃からお世話になっている先生や、あまり関わりのない人に対しては、きちんと手紙でお礼のメッセージを書いたほうが良いと思います。
とはいえ、お礼状を書く機会などそんなに多くありませんし、「お礼状」と言うだけあって書き方のルールなど分からず、「何から書けば良いの？」となってしまうかと思います。
そこで今回は、「これを真似ればOK！」な、お礼状の書き方のサンプルも掲載しましたので、是非お世話になっている人たちに送るお礼状の参考にしてください。
ピアノ発表会の演奏前コメントの例文は、コチラの記事でご紹介！
体験レッスンに来てくれた人へ送るお礼メールの書き方は、コチラでご紹介しています。
お礼状は書いたほうが良いの？
親しい関係であればLINEだけでもOK
ピアノ発表会やバレエ発表会に来てくれた人には、まず「来てくれてありがとう」のメッセージはきちんと伝えるようにしましょう。
自分や子どものために、休日の貴重な時間を空けて、ホールまで足を運んでくれているのですから、感謝の思いはしっかりと伝えるべきです。
そこで気になるのが伝え方ですが、まず終演後にロビーでお見送りなどする機会があるのであれば、ロビーにて口頭でお礼を伝えるようにしましょう。終わってすぐの率直な感想などを、言葉だけでなく表情でも感じ合うことができます。
そして、自宅に帰って落ち着いてから、文面でお礼を伝えられると良いです。ここでの伝え方は大きく分けて2パターンあります。それがLINEやメールなどで送るパターンと、お礼状を書いて送るパターンです。
普段から気軽に話す友人や親族であれば、LINEやメールで改めて「今日は来てくれてありがとう！」と伝えれば良いと思います。
一方で、お世話になっている先生や、普段あまり関わりのない関係者の場合は、お礼状をきちんと書いて感謝を伝えるのが良いでしょう。
LINEなどで先生と連絡を取り合っている場合でも、発表会などの場面ではお礼状を書いたほうが良いと思います。
お礼状はどのタイミングで送るべき？
LINEやメールで伝える場合は、できるだけ当日中に送るようにしましょう。
夜公演で終演が遅くなった場合は翌朝でも問題ないですが、個人的にはデートと同じ感じで、夜にさようならしたとしても、その日のうちに「今日はありがとう」と伝えられる方が、嬉しいのではないかと思います。
一方でお礼状はその日のうちに書いて郵送するのは厳しいので、お礼状の場合はできる限り数日以内に送るようにしましょう。
当然ですが郵送になるため、書けばその日のうちに読んでもらえるメールとは異なります。早め早めに準備しておくことを心がけましょう。
終演後は文章だけ書けば良い状態にするため、お礼状の宛名や切手の用意は事前に済ませておきましょう（後からまとめてやると、面倒くさくなります）。
メッセージに併せてプレゼントも必要？
ピアノコンクールや発表会に来てくれたお礼のプレゼントは、基本的に必要ではありません。
物よりも、来てくれたお礼の言葉を貰えるだけで十分だからです。
発表会に足を運ぶゲストは、あなたのために何か差し入れを用意することが多いと思いますが、そのお返しに差し入れを貰うことは基本的に想定していないので、そこまで気を遣わなくて大丈夫です。
もし、プレゼントを渡したいのであれば、500円〜1,000円程度のお菓子を渡すくらいにしておきましょう。いただいたものより高額なプレゼントを渡してしまうと、相手に気を遣わせてしまうからです。
【例文】発表会に来てくれた人へのお礼メッセージ
「お礼状としてきちんと書いて送ろう！」と思ったとしても、いざ書こうと思うと「何から書き始めたら良いのか…」「何を書いたら良いのか…」と迷うと思います。
そこで今回は、これを書けば間違いないお礼状の例文を3つ紹介しますので、書く際の参考にしてくださいね。
例文１
○○様
本日はお忙しい中、私のピアノ発表会へご来場いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで、無事に発表会を終えることができました。
本番まで緊張の連続でしたが、大きなミスなく演奏を終えることができほっとしております。
いつもお世話になっている○○さんに、心を込めた演奏をお届けしたいと思いながら弾きましたが、少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。
また、終演後には素敵な花束をいただきありがとうございました。
今は自宅のリビングで部屋を美しく飾ってくれています。
○○さんにいらしていただけただけでも大変感激でしたが、その上にこのようなお心遣いまでいただき、感謝いたします。
また次回、○○さんにお目にかかれる日を楽しみにしております。
暑い日が続きますが、○○さんもどうぞお身体を大切にお過ごしくださいませ。
△△
手紙といってもかしこまりすぎていない、カジュアルな文面にしたい場合はこちらです。
ポイントとしては、はじめに来てくれたお礼を述べ、当日の感想、差し入れのお礼、締めの挨拶という流れで書くことです。
足を運んでくれたことだけでなく、「差し入れまでしてくれて本当に嬉しい！」「私の演奏があなたの心に少しでも届いたなら嬉しい」という思いを込めた文章になります。
例文２
拝啓
立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いておりますが、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、先日のヴァイオリン発表会には、お忙しいところ足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
今回、初めてのソロ・コンサートということで大変緊張いたしましたが、客席で先生が優しい眼差しで見ていてくださり、安心して演奏することができました。
先生から日頃ご教示いただく一つ一つの言葉が、楽譜にしっかりと書き込まれており、本番の演奏でも、先生がしっかりとサポートしてくれている気持ちを感じることができました。
今後とも、先生のレッスンを通じて、自分の音楽を更に磨いていきたいと思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
簡単ではありますが、書中をもちましてお礼のご挨拶とさせていただきます。
敬具
手紙らしく、時候の挨拶も含めた形式にしたい場合はこちらです。
お世話になっている先生や関係者の方に送る場合は、しっかりと時候の挨拶を含めると方が良いと思います。
お世話になっている先生には、「今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」と、結びの言葉に入れておくのが良いでしょう。
例文３
朝夕はめっきりしのぎやすくなりました。
先日は、私のバレエ発表会に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
ご多忙中にもかかわらず、ご都合をつけていただきましたこと、心から感謝申し上げます。
バレエや学業など、何かに熱心に打ち込むことは、私にとりまして最上の喜びとなっております。
今回のバレエ発表会でも、日頃の成果を発揮しきった達成感だけでなく、もっと自分を精進させたいという決意が新たに芽生えました。
厳しい暑さが続きますが、どうぞますますお元気で。
まずは、御礼まで。
こちらは例文１と２を足して割ったような、カジュアルすぎない文面になっています。
感謝の思いと本番の感想に加え、今後の決意表明も加えた「これからも頑張ります」という思いが感じられます。
まとめ
ピアノ発表会やバレエ発表会に来てくれた人へ、手紙でお礼のメッセージを書きたいけど、どう書いたら良いのか分からない人に向けて、お礼状の書き方を例文と併せて紹介してきました。
- 親しい友人や親族であれば、LINEやメールで送るだけでも十分OK。
- お世話になっている先生や関係者には、きちんとお礼状を書いて送るべき。
- LINEやメールの場合は当日中、お礼状の場合もできる限り数日中に送るようにする。
- お礼状と併せてプレゼントは送る必要はない。プレゼントも送る場合は、500円〜1,000円程度の物にする。
- お礼状には、来てくれたことへの感謝・当日の感想・差し入れのお礼・結びの言葉を述べるようにする。
しっかりと感謝の思いを伝えられることで、「行ってよかったな」「これからも応援しよう」と思ってもらえるはずです。
「遠足は帰るまで遠足だ」のように、「発表会はお礼を伝えるまで発表会だ」と覚えておきましょう。
ピアノ発表会の演奏前コメントの例文は、コチラの記事でご紹介！