チケットを頂いた時のお礼メールの書き方を、例文と併せてご紹介します。

行きたかったクラシック音楽コンサートのチケットを、知り合いが譲ってくれたけど、どのようなお礼のメールを送れば良いかしら…

知り合いから今度の巨人戦のチケットをもらったので、しっかりとメールでお礼を伝えたいなあ…
本記事では、そんな時に役立つ、チケットを頂いた時の丁寧なお礼メールの書き方を解説していきます。
ただ例文を紹介するだけでなく、書き方のポイントを整理してご紹介しますので、自分なりにアレンジして、素敵なお礼メールに仕上げてみてくださいね。
コンサートに招待された時のお礼メールの書き方については、コチラの記事で解説しています。
チケットを頂いた時のお礼について
手紙ではなく、メールで送っても大丈夫?
チケットを頂いた時は、メールで丁寧なお礼を伝えれば問題ありません。
丁寧なお礼と言えば、御礼状も一つの手段として挙がります。目上の人などに対しては、メールで簡略的に伝えるより、手書きでかしこまった御礼状を書く方が良い場合もあります。
御礼状の書き方については、コチラの記事で解説しています。

本記事では、知り合いや友人など、かしこまりすぎず丁寧なお礼をしたい時向けのメールの書き方を解説していきます。
行く前と行った後、どちらのタイミングでメールを送る?
メールを送るタイミングは、チケットを頂いたタイミング、当日のコンサートなどへ行った後の2つが挙げられます。
基本的にどちらのタイミングでメールを送っても失礼ではありませんが、個人的には以下の使い分けをしています。
チケットを頂いたタイミングで送るケース
- 勝敗が着く試合などの場合(負けた後だと送り辛いから)
- そこまで興味のない場合(心のこもった感想を書ける自信がないから)
当日楽しんだ後に送るケース
- 興味のある場合(それなりに感想が書けるから)
- チケット入手が困難だった場合(発売すぐ頑張って取ってもらった、即完売した席を譲ってもらった場合など)
もちろん、どちらのタイミングでも送るのが一番丁寧ですが、どちらか一方のタイミングだけでメールを送れば十分だと思います。

どちらのタイミングでメールを送ろうか迷った場合は、上記のケースを参考にしてください。
お礼の品は必要?
チケット代が数千円であれば、お礼の品を用意する必要はありません。
一方で、数万円するような高価なチケットの場合や、入手困難なレア物のチケットを頂いた場合は、心ばかりの品を渡しても良いかもしれません。
ただし、チケット代を上回る金額の品だけは絶対に渡さないようにしましょう。
お礼の品を贈る時、相手に気を遣わせたら、逆に失礼になってしまいますので、気をつけましょう。

当日行った後にメールを送る場合は、当日の様子の写真を添付するだけでも喜ばれると思います。
チケットを頂いたお礼メールの書き方
チケットを頂いたタイミングで送る場合
チケットを頂いたタイミングでメールを送る場合は、以下の構成で書くようにしましょう。
- チケットを無事に受け取った連絡
- 当日楽しみにしていること
- 身体を気遣う言葉
1.チケットを無事に受け取った連絡
チケットを頂いたタイミングで送るのは、基本的に郵送などでチケットを受け取った場合が多いと思います。
送った相手も無事に届いているか不安だと思いますので、まずは無事に受け取ったことを伝えましょう。
- この度は、素敵なコンサートのチケットをお送りいただき、誠にありがとうございます。本日、無事に受け取りました。
- お送りいただいたサッカー観戦チケット、本日確かに拝受いたしました。ありがとうございます。
- 〇〇(劇団名)の舞台のチケット、本日届きました。この度は温かいお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。
- ご手配いただいたプロ野球のチケット、無事に手元に届きました。早速のご対応、ありがとうございます。
- 先日お送りくださった展覧会の招待券、本日拝受いたしました。この度は誠にありがとうございます。
- ご連絡が遅くなり恐縮ですが、お送りいただいたライブのチケット、無事に受け取りました。
- 映画の特別鑑賞券をお送りいただき、ありがとうございます。本日、ポストに入っているのを確認いたしました。
- この度は、歌舞伎のチケットをお贈りいただき、誠にありがとうございました。先ほど確認いたしました。
- ご送付いただきましたミュージカルのチケット、本日確かに頂戴いたしました。重ねて御礼申し上げます。
- 〇〇(イベント名)のチケット、お心遣いいただきありがとうございます。先日、無事に受け取りました。
2.当日楽しみにしていること
せっかく頂いたチケットですから、当日楽しみにしていることを伝えましょう。
自分なりに楽しみにしているポイントや、相手からオススメされているポイントを挙げると尚良いと思います。
- 〇〇さんの演奏(プレー)を拝見できること、今からとても楽しみにしております。
- 以前から行ってみたかった〇〇(会場名)で観戦できると知り、今からワクワクしております。
- 当日は〇〇さんの素晴らしい歌声(演技)を拝聴できるのを、心待ちにしております。
- めったにない貴重な機会をいただき、今から当日が待ち遠しいです。
- 〇〇さんがお好きな〇〇(チーム名や演目名など)を一緒に観れること、本当に嬉しく思います。
- 久しぶりに会場に足を運べることとなり、当日を心から楽しみにしております。
- 〇〇さんの解説(案内)も楽しみに、当日はどうぞよろしくお願いいたします。
- 当日は〇〇(ジャンル)の世界に浸れることを、心待ちにしております。
- 会場で直接、あの興奮(感動)を味わえるのが、今から待ちきれません。
- 当日は存分に楽しませていただきたいと思います。
3.身体を気遣う言葉
結びの言葉は、一般的な手紙と同じように、季節にあった身体を気遣う言葉を一言使いましょう。
手紙のように、かしこまりすぎないように気をつけましょう。
- 季節の変わり目ですので、どうぞご無理なさらないでください。
- 暑さ厳しき折ですので、〇〇様もどうぞご自愛くださいませ。
- 朝晩は冷え込みますので、どうぞお風邪など召されませんようお気をつけください。
- 何かとご多忙の折とは存じますが、どうぞご無理なさらないでください。
- くれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしください。
- 本格的な夏(冬)の到来ですので、どうぞご無理なさらないでください。
- 時節柄、どうぞご自愛専一にてお願い申し上げます。
- 〇〇様もどうぞお体を大切にお過ごしください。
- 日中はまだ暑い(寒い)日が続きますので、どうぞお気をつけください。
- 〇〇様におかれましても、お忙しい毎日かと存じますが、ご健康にはくれぐれもお気をつけください。
当日行った後に送る場合
当日のコンサートなどに行った後にメールを送る場合は、以下の構成で書くようにしましょう。
- チケットを使って行ってきた連絡
- 当日の感想
- 今回行ったことで自分に与えた影響
- 身体を気遣う言葉
1.チケットを使って行ってきた連絡
まずは、「あなたから頂いたチケットを使って行ってきました」の連絡を一言伝えましょう。
- 先日は素敵なコンサートのチケットをお贈りいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、先日〇月〇日に鑑賞してまいりました。
- この度はサッカー観戦チケットをお送りいただき、ありがとうございました。先日、〇日の試合を観戦させていただきました。
- お心遣いいただいた〇〇(劇団名)の舞台、先日無事に拝見させていただきました。改めて御礼申し上げます。
- ご手配くださったプロ野球のチケットで、〇日の試合を観戦してまいりました。この度は誠にありがとうございました。
- 先日お送りくださった展覧会の招待券で、〇月〇日に訪問させていただきました。素敵な機会をいただき、ありがとうございます。
- ご連絡が遅くなり恐縮ですが、お送りいただいたライブのチケットで、先週末、会場に足を運んでまいりました。
- 映画の特別鑑賞券をお贈りいただき、ありがとうございました。先日、さっそく鑑賞してまいりました。
- この度は歌舞伎のチケットをお贈りいただき、誠にありがとうございました。先日、念願かなって拝見させていただきました。
- ご送付いただきましたミュージカルのチケットで、先日観劇してまいりました。重ねて御礼申し上げます。
- 〇〇(イベント名)のチケットをお心遣いいただき、ありがとうございました。おかげさまで、先日参加させていただきました。
2.当日の感想
一番のメインとなる感想ですが、メールですので長くなりすぎないように気をつけましょう。
「伝えたいことがいっぱいある!」という場合でも、特に心に残ったことを一つ選んで書くほうが良いと思います。
- 〇〇さんの演奏は期待以上に素晴らしく、心に深く響く感動を覚えました。
- 手に汗握る展開で、選手たちの熱いプレーに終始興奮しっぱなしでした。
- 息をのむような美しい歌声に魅了され、あっという間の時間でした。
- 舞台の迫力に圧倒され、登場人物の感情がひしひしと伝わってくるようでした。
- 緻密に練られた演出に感嘆し、芸術の奥深さを改めて感じました。
- 〇〇(アーティスト名/チーム名)のパフォーマンスは圧巻で、会場全体が一体となる熱気に包まれていました。
- 一つ一つの作品に込められた作者の想いが伝わり、大変見応えがありました。
- ユーモアと感動のバランスが絶妙で、心の底から笑い、そして涙しました。
- 会場の雰囲気も素晴らしく、五感で楽しむことができました。
- 〇〇さんの日頃の努力が実を結んだ、素晴らしいステージ(試合)でした。
コンサートの感想の書き方については、コチラの記事で解説しています。
3.今回行ったことで自分に与えた影響
チケットを渡した側が一番喜ぶポイントは、ただ「楽しかった」と言われるより、「あなたから頂いたチケットで当日行ったことで、私にこんな影響を与えた」と言われることだと思います。
当日のコンサートの時間だけでなく、それを終えて「これから私はこうしようと思った」と言われると、渡した側は「あなたに譲って良かったな」と思ってもらえるはずです。
何も「私の人生に多大なる影響を与えた」などと大げさなことではなく、以下のようなほんの些細なことで構いません。
- 今回の体験が、私にとって新たな創作意欲(仕事へのモチベーション)に繋がりました。
- 〇〇さんの情熱的な演奏(プレー)を拝見し、私ももっと頑張ろうと前向きな気持ちになれました。
- 素晴らしい芸術に触れることができ、心が豊かになったように感じます。
- 日頃の疲れが吹き飛ぶような、最高の気分転換になりました。
- 〇〇(ジャンル)の魅力を再認識し、さらに深く探求してみたいという気持ちが湧いてきました。
- 普段触れる機会の少ない世界に触れ、新たな視点や気づきを得ることができました。
- あの感動を胸に、明日からの仕事(学業)にも精一杯取り組みたいと思います。
- 〇〇さんのプロフェッショナルな姿勢に感銘を受け、私自身のこれからの励みになりました。
- 忘れかけていた大切な感情を思い出させてくれる、貴重な時間となりました。
- 今回の経験を通して、〇〇(特定のこと)について深く考えるきっかけをいただきました。
4.身体を気遣う言葉
結びの言葉は、チケットを頂いたタイミングで送る場合と同じく、季節にあった身体を気遣う言葉を一言使いましょう。
- 季節の変わり目ですので、どうぞご無理なさらないでください。
- 暑さ厳しき折ですので、〇〇様もどうぞご自愛くださいませ。
- 朝晩は冷え込みますので、どうぞお風邪など召されませんようお気をつけください。
- 何かとご多忙の折とは存じますが、どうぞご無理なさらないでください。
- くれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしください。
- 本格的な夏(冬)の到来ですので、どうぞご無理なさらないでください。
- 時節柄、どうぞご自愛専一にてお願い申し上げます。
- 〇〇様もどうぞお体を大切にお過ごしください。
- 日中はまだ暑い(寒い)日が続きますので、どうぞお気をつけください。
- 〇〇様におかれましても、お忙しい毎日かと存じますが、ご健康にはくれぐれもお気をつけください。
まとめ
チケットを頂いた時のお礼メールの書き方について解説してきました。
- チケットを頂いた時は、メールで丁寧なお礼を伝えれば問題ないが、目上の人に送る場合は御礼状のほうが相応しい。
- メールを送るタイミングは、チケットを頂いたタイミング、当日のコンサートなどへ行った後のどちらでも良い。内容や気分に合わせて選ぼう。
- チケット代が数千円であれば、お礼の品を用意する必要はないが、数万円するようなチケット等の場合は心ばかりの品を用意しても良い。
- チケットを頂いたタイミングで送る場合、自分なりに楽しみにしているポイントや、相手からオススメされているポイントを書く。
- 当日行った後で送る場合、感想だけでなく、自分自身に与えた影響を些細なことでも書くと更に喜ばれる。
チケットを頂いたら当日楽しむことはもちろんですが、しっかりと相手にお礼の気持ちをメールで伝えるようにしましょう。
コンサートに招待された時のお礼メールの書き方については、コチラの記事で解説しています。