2025年に開催される、作曲コンクールの一覧を随時まとめていきます。
【2025年】作曲コンクール一覧
武満徹作曲賞2026
「武満徹作曲賞」は、未来に向けた創造的な音楽文化の発展を目指して、東京オペラシティ文化財団が開催する国際的な作曲コンクールです。
この賞は「祈り・希望・平和」および「未来への窓 Window to the future」をテーマに、次代を担う若い作曲家たちに新しい音楽作品の創造を奨励しています。
毎年1名の作曲家が審査員を務め、独自の視点で受賞作品を選出。
審査員の選出方法も独自で、1997年から2002年は武満徹が指名・推薦した審査員が務め、2003年以降はアドヴァイザリー・コミッティと直前の審査員による推薦により選ばれています。
この賞は世界中の若い才能が挑戦し、音楽の新たな可能性を示す場となることを期待されています。
- 募集締切:2025年9月30日 18:00必着
- 本選演奏会:2026年7月12日 15:00
- 選考方法:譜面審査、演奏審査(本選)
- 審査員:イェルク・ヴィトマン
第39回全日本作曲家コンクール
「全日本作曲家コンクール」は、才能ある作曲家の発掘と、優れた音楽作品の普及を通じて、音楽文化の発展と向上を目指すコンクールです。
このコンクールでは、将来を担う作曲家がその才能を発揮し、新たな作品が世に広まることで音楽の魅力と可能性がより多くの人に伝わることを目的としています。
- 募集締切:2025年9月30日 必着
- 選考日程:2025年12月 結果発表
- 選考方法:譜面審査
- 審査員:菊池幸夫、久行敏彦、小島有利子、井元透馬
《和洋の響 VI》2025年度 オーケストラ作品(新曲)募集
石川県立音楽堂では、藩政期から受け継がれてきた伝統文化とクラシック音楽が出会い、豊かな響きを生み出しています。
開館以来、オーケストラ・アンサンブル金沢によって「和」と「洋」の融合をテーマにした多くの作品が上演され、地域の文化に新たな彩りを加えてきました。
2020年度からは、《和洋の響》公演の一環として、公募で選ばれた作品の初演が行われており、若手作曲家の創造力を紹介する場としても注目されています。
選出された作品は、オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏により、広く国内外に発信される予定です。
伝統と現代が響き合うこの取り組みは、新たな芸術表現の可能性に触れる機会となっています。
- 募集締切:2025年9月30日 必着
- 選考日程:2026年2月11日 作品演奏会
- 選考内容:譜面審査
- 審査員:池辺晋一郎、角田鋼亮
第30回 JILA音楽コンクール<作曲>
「JILA音楽コンクール」は、優れた音楽家の発掘と育成を目的とした国際的なコンクールで、音楽家たちが自身の才能を磨きながら、日本国内外での活動の場を広げることを目指しています。
このコンクールは、参加者にとって貴重な経験となり、彼らが成長し、音楽界でのキャリアを築くための重要なステップとなることを期待しています。
また、将来の音楽文化の発展に寄与することも重要な使命としており、次世代の音楽家が新たな可能性を切り拓くための支援を行っています。
音楽の未来を担う才能が集まるこの場で、参加者は自身の表現力を高め、多くの人々に感動を与えることができる機会を得るでしょう。
- 募集締切:2025年12月31日 必着
- 選考日程:2026年3月31日までに結果通知、2026年秋 入賞入選作品演奏会
- 選考内容:譜面審査
- 審査員:服部和彦、藤原嘉文
新作童謡作詩作曲コンクール「ふたば賞」
1918年に雑誌『赤い鳥』の創刊をきっかけに誕生した童謡は、2018年に100周年という節目を迎えました。以来、童謡は時代ごとに親しまれながら、多くの人々の心に残る作品を生み出してきました。
この歴史あるジャンルに新たな息吹を吹き込むべく、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる童謡作品が募集されています。次の世紀へと受け継がれる童謡を、自身の手で創り出す機会となっています。
- 募集締切:2025年12月1日 必着
- 選考日程:2026年4月13日入選発表、2026年7月1日表彰式
- 選考内容:譜面審査
- 審査員:早川史郎、アベタカヒロ、中村守孝、西澤健治、下條俊幸、中田幸子