【絶対買うべき】ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲の名盤3選

サムネイル 名盤紹介
※本ページはプロモーションが含まれています。
スポンサーリンク

クラシック音楽の名曲である、ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」の名盤を3つご紹介させていただきます。

この記事を書いた人
オケミン(管理人)

中高吹奏楽部、大学オケに所属し、現在は社会人オケで活動中。
アーティスト・楽団・曲などについて、自分自身の勉強や備忘も兼ねて、2023年2月に当サイトを立ち上げました。
お蕎麦と日本酒が好きです。よろしくお願いします!
★月間25万PV突破(2024年3月)
★X(旧Twitter)1,800フォロワー突破(@okemin_music)
★詳しい自己紹介はnoteで! ▶ オケミンの楽屋

FOLLOW

言わずとしれたベートーヴェンの名曲ですが、それ故にこの曲のCDは、王道からレア物まで数多く存在します。

今回は、その中でも「とりあえずこれを買っておけば間違いない!」という王道の名盤をセレクトしました。

個性の強い演奏や、独特の解釈がされた演奏ももちろん聴いていて面白いですが、やはりその楽しみを理解するには、誰もが名盤だと言えるものを聴かないと、その奥深さは体感できないと思います。

ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」のCDを買いたいけれど、どれが良いのか分からない…

という、これから初めて名盤を選びたいという方向けの内容となっています。

okemin
okemin

名盤を数多く紹介しているサイトだと、結局どれが良いのか分からないことが多いため、このサイトでは、まずこれを買うべきというディスクを3点まで厳選しています。

スポンサーリンク

まず買うべき名盤3選

1.シェリング(Vn)/ハイティンク(指揮)/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

オススメ度 ★★★★★

1973年録音、名手・シェリングによるこの曲屈指の名演。

  • 実直なシェリングの人柄を表すような、丁寧で落ち着いた演奏が特徴。
  • 良い意味でお手本・教科書的な演奏のため、初めて聴く際にはオススメの一枚。
  • 気品で大人っぽさのある演奏で、ベートーヴェンらしい重厚さも感じられる。
  • 緻密で繊細に演奏しており、自然と曲のスケールが表れる理知的な演奏。
  • 個性はあまり感じられないため、刺激的な発見は特にない。
okemin
okemin

名演奏として最初に買うならシェリング盤がオススメです。まさしくお手本のような演奏ですので、個性には欠けますが気品があって聴き心地が良いです。

2.オイストラフ(Vn)/クリュイタンス(指揮)/フランス国立放送局管弦楽団

オススメ度 ★★★★

オイストラフの、重心をしっかりと構えた堂々たるベートーヴェン。

  • どっしりとした演奏で、ベートーヴェンの内面的な気品さを存分に発揮した名演。
  • 安定した演奏の中にも、感情をしっかりと秘めたダイナミクスの表現でより魅力的に感じられる。
  • クリュイタンスのサポートもどっしりと構えており、オーケストラもベートーヴェンの偉大さを大きな波のように表現している。
  • この時代にしては、深みある音もしっかりと聴ける音質の良さ。
  • 素直で絶妙な解釈と表現がされており、オーソドックスでありながらも名盤に挙げられる。
okemin
okemin

オイストラフ盤もオーソドックスな演奏でありながら人気の名盤です。古い録音ですが、音質が大変良いのもポイントです。

3.クレーメル(Vn)/アーノンクール(指揮)/ヨーロッパ管弦楽団

オススメ度 ★★★☆☆

この曲に新たな旋風を巻き起こしたと呼ばれるクレーメル盤。

  • クレーメルの自在な表現力とアーノンクールの情熱的な指揮が交わった熱演。
  • 時にはうるさすぎる演奏もあるクレーメルだが、これに至ってはその演奏がポジティブに捉えられる(アーノンクールの影響もあるか)。
  • こんな解釈があったのかと気づかせるアーノンクールの手腕も見事。
  • カデンツァについては好みが分かれる(否定的な意見が多くて有名)。
okemin
okemin

最初に買うのではなく、この曲を聴きすぎて飽きてきた頃に聴くと、刺激しかないのがクレーメル盤です。カデンツァは賛否両論あるので、とりあえず聴いてみてください。

まとめ

Q
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲の名盤は?
A
  • シェリング(Vn)/ハイティンク(指揮)/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  • オイストラフ(Vn)/クリュイタンス(指揮)/フランス国立放送局管弦楽団
  • クレーメル(Vn)/アーノンクール(指揮)/ヨーロッパ管弦楽団

この曲の名盤としては、シェリング盤とオイストラフ盤が有名です。どちらも癖のないオーソドックスの演奏ですが、それこそがベートーヴェンを演奏するにあたっての真髄とも言える、堂々たる演奏で聴きごたえがあります。

何かと演奏家には個性が求められることもありますが、ベートーヴェンの場合には個性を出すことが許されないような気品さがあるため、このような教科書的な演奏が一番評価されるのだと思います。

一方で、そうは言いつつも新たな発見や刺激が欲しい!ということもあると思いますので、大穴としてクレーメル盤を推奨します。刺激しかありません(笑)

タイトルとURLをコピーしました