【誤解】クラシック音楽が好きな人・聴く人の特徴について

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クラシック音楽が好きな人・よく聴く人の特徴やイメージと言えば、真面目で知的・知能がある、英才教育を受けていて冗談が通じないなどではないでしょうか。

「クラシック好きあるある」を問われると、多くの人がこのようなお堅いイメージを挙げていくと思います。

私自身、クラシック音楽が好きでよく聴きますが、確かにこのようなイメージを持たれているのは分かっています。

しかし、「実際はそうでもないんだよな〜」と思っています。

私は、そういった性格の奴だとイメージを持たれ、近寄りがたい印象を与えたくないため、あえて初めましての自己紹介で、クラシック音楽を趣味として挙げなかったりしています。

もともとスポーツをやっていたこともあり、「スポーツ観戦が趣味です」と言うほうが、共通の趣味を持つ人も多く「好きなチームはどこ?」「今度一緒に試合観に行こうよ!」などとコミュニケーションが活発になった経験もあります。

私はクラシック音楽大好きですが、世間的に言われている知的で真面目、冗談が通じないような性格では全くありません。冗談大好きです(笑)

それに、私の周りのクラシック音楽好きな友人は皆、それぞれ多彩な趣味がありますし、ワイワイするのが好きな人たちが多いです。

そういった実体験から、世間的に「クラシック好きあるある」でよく挙げられる、クラシック音楽が好きな人・聴く人=お堅い人といったイメージを変えたいなという思いから、自分なりにこの記事で払拭してみようかなと思います。

この記事を書いた人
オケミン(管理人)

中高吹奏楽部、大学オケに所属し、現在は社会人オケで活動中。
アーティスト・楽団・曲などについて、自分自身の勉強や備忘も兼ねて、2023年2月に当サイトを立ち上げました。
お蕎麦と日本酒が好きです。よろしくお願いします!
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クラシック音楽が好きな人のイメージ

東京交響楽団が2016年10月に調査したアンケートによると、クラシック音楽に対する世間的なイメージは以下の結果になりました。

※クラシック音楽が好きな人・聴く人に対するイメージではなく、ジャンルそのものに対してのイメージです。

クラシック音楽全般のイメージ(複数回答)※上位のみ抜粋

  • 奥深い音楽だ : 33.5%
  • 格調高い音楽だ : 30.9%
  • 知的な音楽だ : 30.2%
  • 癒される音楽だ : 25.8%
  • 聴きやすい音楽だ : 24.0%
  • 大人の音楽だ : 18.6%
  • 堅苦しい音楽だ : 16.2%
  • 難しい音楽だ : 15.6%
  • 精神的な音楽だ : 13.0%
  • 聴き馴染んでいる音楽だ : 10.7%
  • 眠くなる音楽だ : 10.6%
文化庁平成28年度戦略的芸術文化創造推進事業「オーケストラのマーケティング・リサーチと芸術団体のための戦略プラン構築、および
オーケストラのためのマーケティング・ハンドブック制作事業」~東京交響楽団のコンサート来場者向けアンケート調査およびインターネット調査結果(概要)~ 2023年7月12日閲覧 https://tokyosymphony.jp/common/tso/images/pdf/report2016.pdf

上記の調査では、回答者全体の約6割が「これまでにクラシック音楽を聴いたことがある」、約4割が「クラシック音楽が好き」だと答えているため、「クラシック音楽は聴くけど、好きというほどではない」、「そもそもクラシック音楽を聴いたことがない」人も含めた総合的なイメージといえます。

これらのイメージを眺めてどう捉えるとかは人それぞれだと思いますが、決してクラシック音楽に対して悪いイメージを持たれていることはないのかなと思います。

ところが、その中から「格調高い」「知的」「知能がある」「大人の音楽」「堅苦しい」といったイメージが、クラシック音楽というジャンルに対するイメージに留まらず、なぜかクラシック音楽が好きな人・聴く人のイメージにまでリンクしてしまっているように感じます。

その結果、「クラシック音楽が好きだ」と言うだけで、ジャンルと同じようなイメージを抱かれ、私のように本来とは違うイメージを持たれたり、自己紹介で発するのを慎むようになったりしてしまうのだと思います。

ちなみに「クラシック音楽の良さが分からない」という人の理由も、こういったイメージによるものかなと思います。

こちらの記事で、そんな人に向けて伝えたいことをまとめています。

実際はそんな人ばかりではない

しかし、クラシック音楽が好きな人・聴く人は、決して上記のようなお堅い性格の人ばかりではないです。

私は学生時代から現在もオーケストラで活動していますが、オーケストラやってる人だけでも色々な人がいます。

私と同じくスポーツ経験がある人をはじめ、ゲームが好きな人、甘党な人、などなど。

もちろん皆、クラシック音楽が好きで演奏したりコンサートに足を運んでいますが、それだけでない趣味を持っている人が多く、まさしく個性の集まりです。

ちなみに、ドラマ「リバーサルオーケストラ」をきっかけにクラシック音楽ファン以外からもよく知られるようになった神奈川フィルハーモニー管弦楽団の団員プロフィールでも、「音楽以外の趣味」というお題で、それぞれが個性を見せていますので覗いてみてください。

また、コンサートに足を運ぶほどではないけど、例えば「寝る前にクラシック音楽を聴いて、気持ちを落ち着けている」といった方も多いのではないかと思います。

お堅くて素人には手を出しづらいというイメージを持たれたジャンルかもしれませんが、このように日常の中でクラシック音楽を身近に感じる機会があるため、ジャンルそのものに対するイメージも、近づきやすい気軽なイメージが増えてくると良いなと思っています。

コンサートに足を運びにくい理由として「チケットの値段が高い」「服装に気を遣わなければいけない」といった、ハードルを感じてしまうことが挙げられます。

確かにプロのコンサートはそれなりにお金がかかりますが、音楽祭やアマチュアのコンサートは無料で開催されることが多く、気を張りすぎずフラっと聴けるコンサートもたくさんありますよ!

最後に 〜クラシック音楽好きな人の性格は“多種多様”

この記事を書こうと思ったきっかけは、自分自身が「クラシック音楽が好き」と挨拶した時に、周りに一歩引かれた反応をされたこと、実際の自分の性格とは異なるイメージを持たれた経験があるため、クラシック音楽が好きな人に対する世間的なイメージは異なることを伝えたいと思ったからです。

最後に、某・知恵袋にて、今回のお題と関連した、個人的にナイスなベストアンサーを見つけたので紹介しようと思います。

Q
クラシック音楽が好きな人の性格や特徴ってあるのでしょうか?
A

多種多様。
だから様々な解釈の演奏が可能になると思う。
類型化、分類は無意味です。

2023年7月12日閲覧 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13144506113

クラシック音楽が好きな人・聴く人に対するお堅いイメージが、少しでも払拭されると嬉しいです。

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