正直びっくりしました。
SNSを見てたら「ピアノ発表会、公開処刑すぎる」とか「二度と出たくない」とか、そんな投稿がゴロゴロ。
「いやいや、発表会って晴れ舞台じゃなかったの?」と思っていた自分としては、めっちゃショックでした。
でも思い返せば、私もボロボロになった経験、あります。
緊張で指は震えるし、暗譜は飛ぶし、途中で止まるし…
終わった後は「なんで出ちゃったんだろ…」って本気で落ち込んだ。
でも、なぜそんな“地獄の数分間”になるのか。
自分なりに考えてみたら、いくつか理由が見えてきました。
音楽は“聴いてもらってナンボ”ってことを忘れてない?
料理ってさ、作って食べてもらって初めて意味がありますよね?
それと同じで、音楽も“演奏して、誰かに聴いてもらう”ことで完成するんです。
でも発表会でボロボロになる人の多くは、「弾けるようになったら人前で弾こう」とか、「自分のために弾いてるから聴かれるのは苦手」って思ってたりする。
それって、料理でいうと“作ったけど誰にも食べさせない”状態。

うーん…もったいない!
聴かれる前提で練習してないと、本番で崩壊する
家で練習してる時、「誰かが聴いてる」って想像してみてください。
それだけでちょっと緊張しませんか?
本番って、その何倍も非日常な空間なんですよね。

私も昔、「めっちゃ練習したし大丈夫!」って自信満々でステージ立ったら、手が震えて、あっという間に暗譜が吹っ飛びました(笑)
つまり、普段から“人前で弾くぞ”って気持ちで練習してないと、いざ本番になって崩壊する。これ、ホントにあるあるです。
“間違えずに弾けたらOK”は卒業しよう
「とりあえず間違えなければ大丈夫!」って思ってませんか?
私もそう思ってました。でも、それが落とし穴。
「間違えないで弾く」はスタートライン。
本当のスタートは、譜読みでどれだけ曲の世界を理解してるか、自分がどう伝えたいのかまで考えて練習するところからなんですよね。
私もアガリ症。人前で弾くの、めちゃくちゃ怖かった
ここまで理想論を語ってきましたが、実は私、めちゃくちゃアガリ症です。

手汗すごいし、指は震えるし、黒歴史もたくさんあります。
でも、それでもやっぱり発表会に出るのは、音楽って「弾く人」と「聴く人」がいてこそだから。
発表会って、自分の成長を感じられる場でもあるし、その緊張を乗り越えた先にある“達成感”って本当に特別なんですよ。
ピアノが好きなら、聴かれることから逃げないで
「上手く弾かなきゃ」じゃなくて、「この曲の魅力を伝えたい」って気持ちで練習したら、ちょっとずつだけど、本番も怖くなくなってきました。
上手く弾けなかった本番があるなら、練習の仕方や考え方を見直してみてください。
ただ繰り返すだけの練習じゃ、明日は変わらない。
悩むこともあるけど、それでもピアノが好きなら、“ボロボロだった発表会”も、次に活かせる大事な経験になります。
まとめ:ピアノ発表会は「公開処刑」じゃない
- ピアノは“聴いてもらう”前提で練習すること
- 間違えずに弾けたらゴール、ではなくスタート
- アガリ症でも、向き合い方で変えられる
- 練習の質を変えれば、本番も少しずつ変わる
ボロボロになった過去の自分にも言いたいです。
「それでも弾いたあなたは偉い!」って。