部活の決意表明の例文をご紹介します。
夏の大会やコンクール前など、全校集会で部活の壮行会が行われると思います。
その際に、部活の部長が全校生徒の前で本番に向けての意気込み・決意表明を行うことになりますが、部活を代表して挨拶することになりますので、しっかりと決意表明しましょう!
本記事では、部活の部長に相応しい意気込みの例文をご紹介します。ただ文章を紹介するのではなく、決意表明で伝えるべきポイントも解説しますので、自分なりにアレンジして伝えるようにしましょう。
部活の決意表明のポイント
壮行会などで大会・コンクールに向けての決意表明をする時は、以下の構成で内容を考えるようにしましょう。
- 部活と自分の名前
- 大会・コンクールでの目標
- なぜその目標にしたのか、具体的な理由
- 目標達成に向けて頑張ってきたこと
- 目標達成のために、まだ足りないと思うこと
- 全校生徒へのメッセージ
決意表明は、もちろん全校生徒に対して発する言葉ではありますが、後ろに並んで聞いている部員たちの士気を上げるためのものでもあります。
そのため、部員たちがあなたのメッセージを聞いて「よっしゃー頑張ってやる!」と思えるような、部活全体にも気合いを入れてしまう決意表明にしましょう!
そのため「俺たちには、まだこれが足りないんだ!」と部員たちを奮い立たせるような言葉も、決意表明には必要になってきます。
1.部活と自分の名前
マイクを持ったらまず挨拶ですが、「○○部です」だけではなく、部長・キャプテンであるあなたの名前も名乗るようにしましょう。理由は、部員たちにも向けたメッセージにするためです。
また、一言目に「こんにちは!」と元気よく挨拶すれば、緊張もほぐれますし、聞いている側も耳を傾けてくれるのでオススメです。
- こんにちは!○○部 部長の△△です。
- こんにちは!○○部 キャプテンの△△です。
2.大会・コンクールでの目標
具体的な目標は、一言で簡潔に伝えるようにしましょう。
また、強豪でなければ無理して「優勝」など言わなくても大丈夫です。現実的な目標を設定するようにしましょう。
- 今年の夏の大会の目標は、県大会ベスト8です。
- ○月△日から行われるコンクールの目標は、県大会を突破し、支部大会に出場することです。 など
3.なぜその目標にしたのか、具体的な理由
夢物語だと感じさせないため、なぜこの目標を設定したのか理由を言いましょう。
昨年度の結果などを踏まえて伝えられると、聞いている側も「だからこの目標にしたんだな」と納得してもらえます。
- 昨年の大会では、惜しくもベスト16敗退となってしまったため、今年は去年を超える成績を目指そうと、日々頑張っています。
- 昨年のコンクールでは、支部大会に進むことができず悔しい思いをしました。今年こそは昨年出場できなかった支部大会を目指し、毎日の練習に励んでいます。 など
4.目標達成に向けて頑張ってきたこと
目標を実現させるために、これまで頑張ってきたことを具体的にアピールしましょう。
ただ「頑張ってきました」だけでは物足りないです。昨年より頑張っていることや、特に強化しているポイントなどを絞って話すと、目標へのプロセスが明確になっていることが伝わります。
- 試合中に選手同士で声を掛け合うことが少なかったので、日々の挨拶や練習での声出しをチーム全体で意識して取り組んできました。
- 良い演奏をするためには、全員の基礎力が大事だと考え、昨年以上に全体での基礎練習を徹底して、アンサンブル力の向上に努めてきました。 など
5.目標達成のために、まだ足りないと思うこと
大会本番まで残りわずかとなった今だからこそ、最後の追い込みとしてまだ部活に足りていないことを言いましょう。
これは、後ろに並んで聞いている部員たちへのメッセージでもあります。「残りわずか、ここを意識して練習していこう!」という宣言を、壮行会の場でしっかりとアピールしましょう。
- 1回戦で対戦する相手の研究がまだ足りていないので、相手のことをしっかりと知った上で、自分たちがどう戦うかを更に突き詰めていきたいと思っています。
- まだ完璧と言える演奏には程遠いと思っているので、本番までの残り期間、部員たちで意見を交わしながら、演奏のレベルを高めていきたいと考えています。 など
6.全校生徒へのメッセージ
ここまで、ただ目標を掲げるだけでなく、それまでにどう頑張ってきたのか、残りの期間をどう過ごすのかを明確にアピールしてきました。
この時点で間違いなく、全校生徒は「おおお!」と思って、精一杯応援してくれているはずです。
最後のダメ押しで一言、全校生徒にメッセージを伝えて締めましょう!
- 部員一同、絶対に悔いの残らない試合をします。応援よろしくお願いします!
- 悔いの残らない演奏をして引退できるよう頑張ります。応援よろしくお願いします! など
まとめ
部活の決意表明で役立つ例文をご紹介してきました。
壮行会などで決意表明をする際は、以下の構成でメッセージを考えるようにしましょう。
- 部活と自分の名前
- 大会・コンクールでの目標
- なぜその目標にしたのか、具体的な理由
- 目標達成に向けて頑張ってきたこと
- 目標達成のために、まだ足りないと思うこと
- 全校生徒へのメッセージ
ただ目標を語るだけでは、夢物語になってしまいがちです。
なぜこの目標にしたのか、そのために何を頑張ってきたのかを明確にして発表すれば、自ずと全校生徒は「頑張れ!」という思いが強くなってきます。
また、壮行会での決意表明は、部員たちの士気を上げるためにも存在します。部員たちがあなたの決意表明を聞いて「よし、頑張るぞー!」と気合が入るようなメッセージを心がけましょう。