アーティストが言われて嬉しい言葉は？好き・素敵より心に響くこと

アーティストが言われて嬉しい言葉について、自分の体験談も踏まえて考えてみたいと思います。

コンサートを聴きに行った時や、テレビやCDなどで楽しんだ時などに、「アーティストの方に感動した思いを伝えたい！」と思ったことはありますか？

直接会って気持ちを伝えたり、ファンレターを書いて伝えるなど、方法は様々ありますが、実際にメッセージを伝えるとなると、何を言われると嬉しいのか悩むかなと思います。

そこで本記事では、アーティストの方が一番嬉しいと感じる言葉は何なのかについて、私なりの考えを発したいと思います。

アーティストが言われて嬉しい言葉

好き・素敵より心に響く言葉とは？

結論から言うと、アーティストが言われて一番嬉しい言葉は、これだと思っています。

もちろん、「かっこよかった！」「あの曲が好きです！」など、「好き」「素敵」といったワードも心から嬉しいと思ってもらえます。

しかし、それ以上にアーティストの方が嬉しいのは、自分の演奏や発信したことをきっかけに、誰かの心の中に、変わるきっかけや影響を与えられたと感じた時かなと思います。

なぜなら、それこそがアーティストとしての生きがいだからです。

この結論に至るまでの、私の個人的な体験談を軽く紹介したいと思います。

体験談:感動しすぎて楽屋に突撃した話

これは、私が高校生の時の話です。

当時の私は、まだクラシック音楽のコンサートに足を運んだ経験が好なく、クラシック音楽に対する知識もそんなにありませんでした。

そんな時、ふとした思いから、一人で電車に乗って少し遠出。目的は、プロのオーケストラのコンサートに行くことでした。ちょっとした冒険ですね。

曲目はさっぱり覚えていませんが、唯一覚えているのは、ピアノ・ソリストの方が、アンコールでショパン「ノクターン20番 遺作」を演奏されたことです。

この曲を当時はそこまで知らなかったのですが、聴いていた私は、自然とステージ上の照明を見つめます。そして、その光に身が吸い込まれるような気分になりました。

私はこの演奏を聴き、「ショパンの音楽っていいな〜」「この方の演奏をもっと聴きたい！」という思いが強く湧きました。

そして終演後、勢いでその方の楽屋へ突撃しました。

そこで高校生の私は、勢いのままに、楽屋前に出てきてくださったその方に、素直に思いを伝えました。

まあ、アンコールよりメインの協奏曲に対する感想を言うべきだろって今は思いますが、当時はそんなこと知らなかったので…笑

この当時は「感動した」という感想が、一番心に残る嬉しい言葉かなと思っていました。

しかしその後、ステージで演奏したり、このサイトを運営し始めたことで、今では皆様からありがたい言葉をいただく側になります。

など、自分のおかげで誰かの役に立てたと感じた時はものすごく嬉しいですし、やっててよかったな〜とやりがいを感じます。いつもありがとうございます…！

つまり、発信する立場になったからこそ思ったのは、あの時の楽屋で伝えた言葉で一番嬉しかったのは、実は後半の「もっと聴きたいと思いました」というメッセージだったのかなということです。

心に響く言葉の例文

これは音楽のアーティストに限らず、他の芸術の分野の方、さらに言うとテレビに出ている芸能人たちにも言えるでしょう。

彼らが言われて一番嬉しい言葉は、自分が誰かに影響を与えたと感じる言葉だと思います。

別に「私の人生に多大なる影響を与えた」なんて大げさなことを言われたいわけではありません。ほんの些細なことで構わないのです。

アーティストの方は、自分を見てくれる人たちに何かしらのメッセージを伝えたいという思いで発信をされていると思います。

そう考えると、そのメッセージを受け取った人たちに、何か変わるきっかけを与えられたと感じた時こそ、アーティストにとって一番嬉しい瞬間ではないかと私は考えています。

まとめ

アーティストが言われて嬉しい言葉は、誰かの人生に影響を与えたと感じられることだと思います。

もちろん、「好き」「素敵」という言葉も、言われて嬉しいに決まっていますので、素直にその思いも伝えて良いでしょう。

そもそも、アーティストの方にわざわざ感想を伝える必要なんてないのです。

それなのに、わざわざメッセージを伝えたいと思うからには、それなりの動機があると思います。

それはただの「かっこいい」「かわいい」という気持ちだけかもしれませんが、もう少し時間をかけて考えてみると、その人のおかげで自分が変われたことなどが少なからずあると思います。

自分の演奏などを通じて、誰かの人生に影響を与えることができたと感じられた時こそ、アーティストの方にとっての生きがいだと思いますので、是非そういった思いを伝えてみてください。