音大の学費が払えない!知らないと損する6つの対処法

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音大生はお金がかかり、学費が払えなくない状況に陥ることもあると思います。

夢を持って入学した音楽大学。学費が払えず中退して、夢を諦めるなんてことは避けたいですよね。

そこで、音大の学費が払えない状況になったらどうすれば良いのか、知っておきたい対処法を6つ紹介します。

この記事を書いた人
オケミン(管理人)

中高吹奏楽部、大学オケに所属し、現在は社会人オケで活動中。
アーティスト・楽団・曲などについて、自分自身の勉強や備忘も兼ねて、2023年2月に当サイトを立ち上げました。
お蕎麦と日本酒が好きです。よろしくお願いします!
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音大生と学費について

音大生はお金がかかる

一般的な大学生と比べて、音大生はお金がかかるというのは事実だと思います。

音楽之友社の情報によると、令和3年度に発表した私立音大の初年度納付金合計金額は、約140〜260万円(国立は約82万円)です。

もちろん、大学や専攻によって金額は異なってきますが、入学した時だけでもこれだけの学費を背負わなければなりません。

ここまでであれば、一般の大学と大きな差はないと思われるかもしれませんが、音大生が特殊なのは、入学してからかかるお金が、一般の大学生とは天と地の差といえる点です。

それもあって、音大生はお金がかかると言われる部分もありますね。

具体的には、こんなところでお金がかかります。

・通常の学費とは別のレッスン代(アンサンブルを組んだ時など)

・コンクールにかかる費用

・外部のセミナー(マスタークラス等)や、音楽祭の合宿に参加する時

・楽器のメンテナンス代

・楽譜代

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本人がどのレベルを目指すか(国際コンクールなのか、音楽の先生なのか)によって、追加にかかる費用は大きく変わってきますので、入学金だけで音大の高い・安いを判断するのは危険だと思います。

学費を払えなくなったら退学になるのか

音大に限らず全ての大学がそうですが、納入期限までに学費を払えなかったとしても、即退学処分ということはありませんのでご安心ください。

大学は当然学生の将来に期待していますし、稼ぎが少ない・無い分、お金に苦労していることは重々承知しているので、学費を払わなかったからといって、すぐにサヨナラをすることはありません。

ただし、イエローカードは出ます。ルールを破っているのですから当たり前ですね。

まず、納入期限までに納めなかった《未納者》というレッテルを貼られることになり、学費を納入するよう依頼の書が届きます。

その書類には、新しい納入期限が必ず設けられていますので、それまでに学費を納めれば処分になることはありません。

okemin
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一般的には、学期が始まった月から翌月までが期限として設定されます。

しかし、そこで記載されている期限までにも学費を支払わなかった場合、未納者から《滞納者》となり、ついに督促状が書面で送られます。

この督促状に書かれている最終期限までに学費を納めなかった場合、退学処分となる可能性があります。

okemin
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サッカーと同じく、イエローカード2枚でレッドカードとなります。

何年も同様に納入期限が守られなかった場合、一発退場もありえますので注意してください。

音大の学費が払えない時の対処法

学校に相談する

前章でも書きましたが、学校はあなたの将来に期待して入学させています。そんな思いがなければ、用無しだからとさっさと退学処分にしてしまいます。

あなたの教育環境を与えている学校はあなたの味方ですので、まずは学生課などで相談してみましょう。

音大に限りませんが、多くの大学では学費の延納・減額、免除などの対応してもらえます(経済的な事情があると判断された場合)。

・延納:学費の納入期日を延長してもらう措置のこと。場合によっては、ペナルティとして延納金が発生する場合もあります。

・分納:学費の分割払いのこと。一度にまとまった学費が払えなくても、今後定期的に払える見込みがある(バイトをしているなど)と判断されれば許可されます。

・減額:学費を減額する措置のこと。学費の全てを免除する場合もあります。

大学によって、制度の有無や内容は異なってきますので、まずはホームページで確認したり、直接学生課で尋ねてみてください。

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どの大学でも毎年必ずこのような相談に訪れる学生はいるはずなので、職員も困惑した反応をすることはありません。恥ずかしがらずに相談してみましょう。

休学する

この後に書くローンや奨学金を抱えた場合、返済の義務を負う必要があります。100を借りたらそれ以上の金額で返済しないといけませんので、経済的に困窮する状況が続くようであれば、できれば避けたいところです。

そう考えれば、大学を休学するのも正しい選択肢と言えます。ローンや奨学金の返済に負われることもありませんし、まとまった額をしっかりと貯めてから改めて学生生活を再開することができます。

ただし、休学中には全く学費を支払わなくて良いということなく、最低限の金額を納めないといけない場合もありますので、休学するにあたっては大学の制度をしっかりと確認する必要があります。休学期間も、大学によって決められているので要確認です。

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何より、大学を1〜2年休学した場合、その分卒業後のライフプランが大きく変わりますので、ご自身だけでなく必ずご家族と話し合ってから決定しましょう。

祖父母・親戚に支援してもらう

返済の義務を背負う奨学金やローンを背負う前に、身近で頼れる祖父母や親戚に支援を頼んでみるのも一つの手段です。

気になるのが贈与税の扱いについてですが、学費支援での贈与税支払いは必要がありません。

ただし、大学1年生時点で4年分の支援を受ける場合、贈与税の対象になる可能性もありますので、国税庁のホームページや税理士のサイト等でご確認ください。

奨学金を利用する

奨学金といえば入学前に手続きするイメージが強いですが、在学中でも申込みをすることができます。

日本学生支援機構の奨学金が多くの学生が利用していることもあり有名ですが、奨学金には主に「利息付き貸与」「無利息貸与」「給付型」の3種類が存在します。

・利息付き貸与:第二種奨学金とも呼ばれ、利子が発生します。原則として卒業後に貸与した額を返還する義務があります。

・無利息貸与:第一種奨学金とも呼ばれ、無利子で借りることができる奨学金です。同じく、卒業後に返済義務を背負う他、利息付きと比べて選考基準は高いです。

・給付型:返済義務のない奨学金です。2020年4月から、日本学生支援機構の定めた条件以下の世帯収入の場合、学びの意欲のある学生は全員給付対象となっています。

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奨学金の場合、決められた月からの振込となる場合、在学中からも利用できるとはいえ、今すぐお金が必要という場合にはおすすめできません。

銀行の教育ローンを利用する

銀行の教育ローンは、国の教育ローンと違い、利用制限がないことが特徴です。

また、国の教育ローンだと申し込みしてから借り入れるまで約20日(繁忙期だと約2〜3ヶ月)かかりますが、銀行の教育ローンだと比較的短い場合が多いので、学費が払えなくなった場合でも対応できる制度になっています。

ただし、利用制限がないとは言いつつも、実際に借りられる金額や金利については、利用者ごとの審査で決まりますので、学費を支払えるか、その後の返済が可能かどうかはしっかりと確認しましょう。

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一方で国の教育ローンは、入学する時にかかる費用など、前もってまとまった金額が必要な場合には利用したい制度です。ただし、手続きに月数がかかりますので、余裕を持って申し込みましょう。

学校独自の救済制度を確認する

一つ目に挙げた「学校に相談する」にもつながりますが、一般的な納入の延期制度の他にも、大学によっては独自の救済制度を設けている場合もありますので、その点も確認しておきましょう。

例えば、「成績が一定の基準を満たしていれば…」などの条件ですね。

まとめ

音大の学費が払えないという状況に陥ったら、以下の対処法で検討してみましょう。

  1. 学校に相談する
  2. 休学する
  3. 祖父母・親戚に支援してもらう
  4. 奨学金を利用する
  5. 銀行の教育ローンを利用する
  6. 学校独自の救済制度を確認する

学費が払えなくなったからといって、すぐに退学の処部になることはありません。

ご家族はもちろん、あなたを入学させた大学もあなたの味方ですし、困ったあなたを助ける制度もたくさん用意されています。

一人で抱え込まず、まずは相談して自分に適した解決策を見つけてください。

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