【実は迷惑】高校から吹奏楽部に入る初心者は歓迎されるのか

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高校生になってから、初めて吹奏楽にチャレンジしてみたいという人もいるかと思います。

私も実際、小学生までは音楽に全く関心がないスポーツ小僧でしたが、中学から未経験で吹奏楽を始めました。

中学校の場合はほぼ全員が未経験から始める学校が多いですが、高校になると多くの部員が中学からの経験者で集まるため、「高校から初心者で入るのは迷惑かな」と考えてしまう人が多いと思います。

そこで今回は「高校から吹奏楽部に入る初心者は歓迎されるのか」について、まとめていきたいと思います。

この記事を書いた人
オケミン(管理人)

中高吹奏楽部、大学オケに所属し、現在は社会人オケで活動中。
アーティスト・楽団・曲などについて、自分自身の勉強や備忘も兼ねて、2023年2月に当サイトを立ち上げました。
お蕎麦と日本酒が好きです。よろしくお願いします!
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高校から吹奏楽部に入る初心者は歓迎されるのか

初心者在籍率は低いが、初心者歓迎率は高い

ベネッセの調査によると、高校から吹奏楽部に入る人の割合と、初心者が入るオススメ度は以下の結果となっています。

  • 初心者率:19%
  • オススメ度:93%
Benesse「高校の部活別★「初心者オススメ度」を大調査。初心者のサッカー部は大変?【部活】」2024年3月22日閲覧 https://kblog.benesse.ne.jp/digitalmyvision/ikinuki/011565/

多くの高校の吹奏楽部は、中学からの経験者が80%以上を占めており、高校から吹奏楽を始めた人は約20%という結果。

一方で、初心者へのオススメ度は93%と、「経験者多いけれど、初心者でも大歓迎だよ!」という学校が多いようです。

okemin
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吹奏楽部は人が集まってナンボなところがあるため、やる気があるなら初心者でも大歓迎というスタンスの高校が多いようです。

実力校では歓迎されない場合も

一方で、高校によっては初心者をあまり歓迎していない場合もあります。

特に、吹奏楽コンクールの全国大会常連校など、吹奏楽部に力を入れている実力校です。

こういった高校の場合、そもそも部員は部活推薦の入学者のみ受け付けている場合も多く、楽器に触ったことのない初心者は、入部できたとしても歓迎されない場合が多いです。

okemin
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強豪校の場合、初心者やメンバー外の部員は、全く別メニューで練習という場合が多いため、逆に迷惑ではないという考え方もできます。一致団結感はないですが…。

歓迎される初心者部員の特徴

高校から吹奏楽部を始める初心者は基本的に大歓迎ですが、もちろん全くやる気のない部員は歓迎されるわけがありませんよね。

具体的には、以下のポイントを満たす初心者のほうが、部活にとっては嬉しいです。

  • 希望の楽器でなくても絶対にやりたいという気持ち
  • 本人の力量と努力

希望の楽器でなくても絶対にやりたいという気持ち

吹奏楽部はフルートやトランペットなど、多くの楽器によって構成されますが、全ての楽器が人気というわけではなく、どうしても人気な楽器は偏ってきます。

そのため、毎年春にやってくる新入部員の間でも、希望のパート争いでトラブルが起きる他、吹奏楽部の“楽器カースト”と呼ばれる序列も存在します。

高校の場合、多くの部員は既に経験のあるパートを選ぶため、未経験の多い中学と比べると楽器のパート争いは起こりにくいですが、裏を返せば初心者にとっては希望のパートが選びにくい環境ともいえます。

そのため、もしやりたいパートがあったとしても、それが叶う確率は低いと思っておいたほうが良いです。

「希望のパートになれなかったから」という理由で退部してしまいのは本当に勿体ないことなので、せっかく新たに手にする楽器ですから、その魅力を知って楽しんでいきましょう!

okemin
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高校の場合、経験者であっても、自分の楽器を持っていたとしても、必ず希望する楽器になれるということはないため、初心者は「何でもやりたいです!」の気持ちで臨むことをオススメします。

本人の力量と努力

個人的に、高校から初めて楽器を触ることは不利にならないと思いますし、3年経ってみれば経験者より吹ける可能性もあると思っています。

ただしそのためには、それだけの努力欠かせません。

人数の多い高校の場合は、コンクールに出場するメンバーをオーディションで決める場合もありますが、初心者であってもメンバーに名を連ねることは十分可能です。

例えば、管楽器はいきなり完璧に吹けるほど甘い世界ではないですが、本人の口のタイプがマッチすれば割とすぐに吹きこなせるようになるという、相性の問題で成長スピードも変わってきます。

「経験者より吹けるようになってやる!」という強い気持ちを持って練習に励めば、自ずとスキルは身につきますし、そういう高いモチベーションで臨むことができる学生生活は最高だと思います!

okemin
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逆に、いくら昔から楽器の経験があると言っていても、真面目に練習していない人は、当然伸び悩んで初心者同然になってしまうこともあります。

部活に入ってからは?

いよいよ吹奏楽部の部員として入ったら、初心者の場合は以下のポイントを意識して練習に取り組んでいきましょう(経験者でも必須なスキルです。)

  • 毎日練習する
  • 音楽の勉強をする
  • みんなで演奏することを楽しむ

毎日練習する

初心者の場合は特に、できるだけ毎日楽器に触って音を出し、少しずつでも良いので成長を感じていきましょう。

毎日何時間もやる必要はありません。ロングトーンだけ、スケールだけ、など基礎的なことを中心に練習を積んでいきましょう。

また、楽器の練習以外にも、先輩の練習姿を見て学んだり、合奏を見学させてもらったりと、個人ではできない「見る練習」ができるのも吹奏楽部として活動するメリットです。

何より、せっかく吹奏楽部に入ったのですから、吹奏楽の魅力を知って好きになりましょう!

okemin
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クラシック音楽の良さが分からない人向けに、こちらの記事で楽しみ方を紹介しています。

音楽の勉強をする

「カラオケで余裕で90点取れるから、俺は音楽のセンスがある!」という考えは、吹奏楽部では全く通用しません。

カラオケのように一人で音楽をするのであれば良いですが、吹奏楽部は個人プレイではなくチームプレイとなるため、楽譜が読めることはもちろん、アンサンブルや楽典の知識はしっかりと持っておいたほうが良いです。

その知識があるかないかで、楽器の上達スキルや曲の理解度は大きく異なってきます。

okemin
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経験者であっても、自分が吹ければそれで良いと、こういった音楽知識の習得をしない部員は多くいます。スキルの差をつけることができるポイントですので、是非頑張って勉強してください。

みんなで演奏することを楽しむ

吹奏楽部は数十人〜100人規模で演奏するのが一番の魅力ですので、みんなで一つの目標に向かって曲を演奏することを何より楽しんでください。

学校の部活動は、基本的にチームプレイが多いです。野球部でもサッカー部でも、皆一人ひとりがその種目に情熱を持って、それを一つのチームとして発揮するのが部活動の醍醐味です。

初心者の場合は、一人で楽器を演奏するより、みんなで演奏するほうが学ぶことも多く、ミスをしたとしてもサポートしてくれます。

もちろん、コンクールで金賞を取るという目標に向かっていくと思いますが、金賞という結果だけでなく、それまでの3年間の部活が楽しかったと思えるよう、日々の部活の時間を大切にしていってくださいね。

まとめ

高校から吹奏楽部に入る初心者は、強豪校でなければ基本的に大歓迎!

高校の吹奏楽部は経験者が多くを占めていますが、その中に入ってきた初心者でも、やる気と努力次第でいくらでも彼らの実力に追いつくことが可能です。

「経験者」といってしまえば、初心者であってもそこそこ吹ければ経験者と言えてしまいますので(笑)、あまり初心者だからといって敬遠せず、吹奏楽部に興味があれば、遠慮せずに部室の扉をノックしてみてください。

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